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TOEIC リスニングの最難関?Part 4 の復習法を再検討してみた

 

 

先日、Twitter でとあるつぶやきが目にとまりました。

 

Twitter やブログでお馴染みの Jet Bull さんのつぶやきです。
JBさんは今売れ筋の TOEIC 本である『プライム模試 400問』の監修者でもあります。
妙に(笑)評判がいいので、買おうか悩んでいる本の一冊です。

 

 

さて、TOEIC に精通しているご本人が「こう復習している」というのであれば、
それを同じように実践してみないわけにはいかないですよね。
我流を通すのもいいことなのですが、時には他人のやり方を素直に真似するのも効果的です。

 

ということで、実際にやってみたところ……、
いきなりの「シャドウイング」はきついですわ。

 

JBさんご本人に伺ったところ、

僕もすべてをいきなりシャドウイングできるわけではないです(^^)特に英豪のナレーターは。

とおっしゃっていましたので、勘違いをしないでおきましょう。

 

自分のやれる範囲からやっていくのが正しい道だと考えてみて、
ここからは自分なりの学習法にアレンジしていきます。

 

いくつかのスクリプトをやってみたところ、この辺りに落ち着きました。

 

初めの一歩は「オーバーラッピング」にしました。
ぼくは普段から「実践ビジネス英語」でオーバーラッピングをやっているため、

学習の方法としては非常に取り入れやすかったです。

 

もしオーバーラッピングをするのも大変だという方は、
「リッスン&リピート(聞いて、止めて、口に出す)」がいいかもしれません。
ポイントは、正しい音と英語を一致させることが重要になります。

 

それを3回繰り返した後は「シャドウイング」です。
ここでのシャドウイングはできなくても落ち込みません。
とにかく集中力を最大限に引き上げて、聞いて口にする姿勢が大事です。

 

そして、最後に「音読」を入れて終了とします。
スクリプトの隅から隅までを吸収しようとする感じでしょうか。

 

1つのスクリプトに対して、5回声に出すだけでも、結構な負荷だと感じました。
音や言い回しがよく定着しやすそうな方法だと思います。

 

11月の TOEIC までしばらく続けてみて、改善点があれば、また記事にしますね。

 

ちなみに、この日に使用した素材は『必勝ダブル模試』です。
スクリプトに「これは会話で使いたいな」という表現が散りばめられています。
おそらく著者の大里さん(Tommyさん)の意図があってのことでしょう。
11月の TOEIC まではこの本をとことんやってみようかなと考えています。

精聴で成長するためのオススメ無料教材

 

 

以前、某所にて次の模試を解きました。

 

 

タイトルに偽りなし!『TOEIC LISTENING AND READING TEST 標準模試1』

 

これは月1回、会議室に集まって解く模試会でのことなのですが、
この会で解く模試は、正直に告白すると、

「ほとんど復習はしません」

ですが、一つだけ必ずやることがあります。

 

それが「精聴」です。
大げさに聞こえますが、やることはいたって単純です。

 

「スクリプトを見ながら、内容を聞く」

 

ただそれだけです。

 

耳にタコができるほど聞いたフレーズでしょうけれど、
聞きっぱなしはリスニング力アップにおいて効果的ではありません

 

ですから、他の問題はまだしも、リスニングだけは聞き直しを心がけています。
もし理解が浅いとか聞き取りにくいとかあれば、何日かに分けて聞くようにしています。

 

実は、この「精聴」は普段の学習でも取り入れています。
素材は

 

ABC ニュースシャワー

 

です。
もう当たり前に使っている方が多い素材でしょう。
5分間で終わる番組なので、学習の手始めにも使いやすい教材です。

 

スクリプトを見ながら聞く。
日本語訳を見ながら聞く。
何も見ずに聞く。
改めてスクリプトを見ながら聞く。

 

ここまでやれば、ずいぶんと聞き取れるようになります。
丁寧に聞く感覚が醸成されていきます

 

TOEIC の結果を見る限り、リスニング力に難あり、ですから、
精聴と多聴のバランスに気をつけながら、
リスニング力を着実に上げていきたいと思います。

 

聞きっぱなしはダメ、ゼッタイ。

 

【告知】
2月から「人生を変える TOEIC スコアアップ塾」と題して、
プライベート(個人)レッスンをオンラインや対面で行い始めました。
もし「porpor を使い倒したい」という方はお気軽にお問い合わせからどうぞ。

 

人生を変える TOEIC スコアアップ塾「porpor 使い倒し TOEIC コース」

『TOEIC 公式問題集 新形式問題対応編』の使い方を見直す機会を作りませんか?

 

 

誰しも TOEIC のスコアアップを目指す上で使うであろう一冊があります。

 

それが『公式問題集』です。

 

 

誰にでも通ってほしい道ではあります。
ですが、

自信を持って「使い倒せている」と断言できますか?

 

もしそう言えないのであれば、早急に見直す必要があります
自分で「使い倒せている」と自信を持った学習でなければ、学習効果は激減です。
「これ一冊を自分で解くだけで事が済む」というものではないからですね。

 

この本を使い倒すための方法を知ってこそ、
『公式問題集』という素晴らしい本が活きてくるのです。

 

730点や860点といった TOEIC スコアの壁をぶち破るのに必要なもの。
それは『公式問題集』の使い倒しです。
ぼくも随分、この本に助けられては、スコアアップを果たしてきました。

 

ぼくは他の学習者や講師の方の意見をもとに、『公式問題集』を使い倒す術を考え続けました。
漫然と問題を解くだけでは効果的とは言えません。
問題を解いて答え合わせをするだけでは効果的とは言えません。

 

そこで、『公式問題集』を使い倒す術を伝える場所はないかと思っていたところ、
とある書店から「TOEIC のイベントをやりませんか?」とお声がけをいただきました。
それで「この場を使って、公式問題集の使い倒し方を伝えよう」と決めたのです。

 

ということで。

 

先日から何度か記事の中で告知をしていました通り、
12/23(祝・金)に天狼院書店(池袋)にて 1Day イベントを行います。

 

【12/23祝金 天狼院の冬季講習】
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《天狼院「TOEICゼミ」冬季講習/初参加、大歓迎!》

今回は、次の3つの Part に焦点を絞って、攻略のヒントを示していくことにしました。

 

1:Part 5 の精読による「英文の読解精度アップと速読力アップ」
2:Part 3,4 のオリジナルの聞き「型」作成による「リスニング力アップと速読力アップ」

 

間違いなく「やり込んでいる」と言える『公式問題集』をさらに使い倒す4時間です。
4時間の中では、ぼくが今まで、そして普段行った学習法を余すところなく披露します。
そして、一部問題演習を行っていただき、新たな気持ちで一冊と向き合っていただきます。

 

Part をここに絞ったのは、独学がしにくい、あるいは間違いやすいポイントだからです。
復習の方法もお伝えした通りに、ワークの中で行っていただきますので、お楽しみになさってください。

 

ちなみに、このイベントは1日で終わるものなのですが、
天狼院書店と交渉をして、Facebook グループ(非公開)を作ることになりました。
これは「講義の聴きっぱなし」を防ぐためです。
学習進捗を報告し、学習仲間と励ましあって過ごしていただきたいという気持ちからです。

 

対象は600-700点としていますが、お持ちのスコアは問いませんので、奮ってご参加くださいませ。
(一度ならずとも、何度も解いたことのある方もご参加いただいて構いません。)

 

4時間みっちり TOEIC 漬けになって、
一緒に『公式問題集』の使い手になりませんか?

 

 

第216回 #TOEIC Listening & Reading 公開テスト感想(個人的な出来)

 

 

第216回TOEIC公開テストを受験された方、改めてお疲れさまでした。
毎回恒例の、備忘録として受験後の感想の記事でございます。
先日、書いた感想(速報)記事は以下よりご覧ください。

 

第216回 #TOEIC Listening & Reading 公開テスト感想(速報)

 

 

今回は、朝早めに起きてから、少し仮眠を取るというスケジュールでした。
モチベーションは高くもなく低くもなく、という不思議な感じでしたね。

試験前に行ったことをまとめておくと、こんな感じです。

 

・『公式 L&R 問題集1』Part 3, 4(32-70ところどころ)1.25倍速でオーバーラッピング/シャドーイング

・『単語特急』(100問):一気に解く@移動中

 

試験前のルーティンワークです。
頭を英語モードにし、スピード感を意識する方法ですね。

 

 

さて、今回はピンク色のマークシートでしたが、フォームは不明です。
では、各 Part ごとの出来を簡単にメモしておきます。

 

<Part 1>
ミスはないと思います。
前回もそうでしたが、been と being の聞き分けを試してきていますね。
音真似をして、自分で音を出せるようにすると、聞こえ方が変わってきます。

 

<Part 2>
1問は怪しいものがあった気がしますが、消去法でなんとか行けた気がします。
直接的に答える簡単なものもあれば、だいぶ距離のある答えの難しいものもあります。
バリエーションが豊かですので、感想の記事でも書いたように、
『パート 1・2特急』をこなすことで、パターンを多くストックしたいものです。

 

前回は Part 2 で「これでは満点は難しい」と諦めてしまいましたが、今回はスムーズにいくことができました。
ぼくにとっての鬼門は Part 2 である、と改めて感じた次第です。

 

<Part 3, 4>
Part 3, 4 のどちらかは記憶がないのですが、1問は勘でマークをしました。
それ以外は割とクリアに聞き取れた気がします。

新形式の問題は標準的な難易度で解きやすかったと記憶しています。
図表問題は面白みがなくなってきましたね。バリエーションが減りました。

 

<Part 5>
所要時間は8分くらいでした。
105. あたりで詰まりましたが、それ以外はスムーズに解けています。

ただ、感想にも書きましたが、読ませる問題が多く、やや苦戦した印象です。
Part 5 で時間を取られると、これまた精神衛生上よくないため、巻き気味で解く必要がありますね。

 

<Part 6>
Part 6 も8分くらいで終わったと記憶しています。
語句を入れる問題も文挿入問題も難易度は高くなく、
迷った問題はなかったように感じました。

文章量は決して多くはないため、一気に読みきる力を高めなくてはなりません。
拾い読みはオススメできません。(時間がどうしてもないときだけでしょう。)

 

<Part 7>
Single Passage で30分くらい、
Double Passages で10分くらい、
Triple Passages で20分くらいで終えました。

久しぶりに塗り絵をすることなく、最後まで目を通すことができました。

今回、目を通しきれたポイントが自分の中で一つあります。

・一つの問題に固執しすぎない

シングルパッセージの中で、苦戦したものが何問かありました。
(特に、172.-175. のチャット問題です。)
ですが、そこに時間をかけすぎることなく、
「時間が余ったら戻ってこよう」と切り替えました。

結果、その問題に戻ることはできなかったのですが、
間違えているのであれば、読解力の欠如という結果ととらえることにします。
=====

 

今回はリスニングは満点、リーディングが微妙、というところです。
ただ、前回も申し上げた通り、今はスコアにこだわりすぎず、地力を上げる日々を過ごしています。
TOEIC 対策は、『単語特急』を除いて、行っていません。
目標を1200点あたりに定めて、BEYOND 990 を目指した学習をイメージしています。
来年の半ばにはこの試みがうまくいっているかどうかがわかってくると信じています。

 

 

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12/23(祝・金)に天狼院書店にて 1Day イベントを行うことになりました。

 

 

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やり込んでいるであろう『公式問題集』を使い倒す4時間を作り出します。
お持ちのスコアは問いませんので、奮ってご参加くださいませ。

第216回 #TOEIC Listening & Reading 公開テスト感想(速報)

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本日、第216回TOEIC公開テストを受験された方、お疲れさまでした。
今年最後の受験となりますが、有終の美を飾ることができましたでしょうか?

 

さて、毎回のように、感想をつれづれなるままに。
まずは、基本情報から。

 

=====
●フォーム
?(解答用紙A面ピンク/QRコードでした)
Part 1 は以下の通りです。
引出しに手を伸ばしてる女性
ボートを漕いでいる人々
自転車の前で跪く男性
机の上に置かれたカバン
本のページめくる男性
水が植物にまかれている

●所感
1:普通/2:普通/3:普通/4:普通/
5:やや難/6:やや易/7:やや難
=====

 

新形式になってからの公開テストを比べた形での所感です。
フォームが複数あるため、ご自身の受けたフォームと異なる場合はご了承くださいませ。

 

次は、各Partに関する感想です。

 

<Part 1>
「Part 1 は全問正解したい」という Part に変貌しています。
ETS(テスト作成団体)は「耳慣らしに使って」とメッセージを出しています。
Part 1 をミスするようだと、ハイスコアを狙うのは難しいでしょう。

昔から TOEIC を受験されている方にとっては楽に感じるところとは言え、甘く見てはなりません。
取りこぼしのないように、対策はしておきたいところです。
公式本や森田鉄也先生の『パート1・2特急』あたりに取り組んでおきましょう。


 

<Part 2>
全体としては「普通」としましたが、後半は「やや難」と言えるでしょう。
前半はシンプルな問題が多かったのですが、後半からぐっと難易度が上がった印象です。
一人目の発言が聞き取れても、答えに距離感があるからかピンとこないものが散見されました。
間違ったりわからなかったりしても、次にひきずらない、強い心が必要ですね。

 

<Part 3, 4>
まずは、新形式についてまとめておきます。

・3人の会話…2問
・図表のついた問題数…Part 3:3問/Part 4:2問
・意図問題…Part 3:2問/Part 4:3問

3人の会話が、前回同様、2セット収録されたフォームにあたりました。
話の展開が早いものの、過度に恐れる必要はないように感じてきています。
まずは2人の関係性と会話を理解し、そこに加わる1人をおまけと考えればいいからです。

図表問題と意図問題は一つの Part 内で合計5問とバランスを取っています。
難易度の調整でしょうが、3人の会話はそこに加味されていません。

・図表問題
解きやすいものでした。図表自体も複雑なものではありません。
どちらの Part も『公式問題集』に出てくるようなものでしたね。
というか、それよりもシンプルなものも出てきましたね。
地図が出ると難易度が上がるかな、という印象を受けました。

・意図問題
ぼくのフォームでは2つ連続で出題されていました。
明らかに難易度を上げるための仕掛けだと考えています。
「折れない」「時間をかけない」ことで答え続けられるかも試されているでしょう。

1問目に来ると、回答に時間がかかり、次以降を聞き逃す可能性が出てきますね。
時間をかけずに直感でスパッと選んでおくトレーニングをしないといけませんね。

新形式は意図問題のみ難易度が上がりますが、それ以外は慣れればこっちのもんです。
あとは、今までの形式のものをしっかりと解ける(聞ける)力をつけることが重要でしょう。

 

<Part 5>
極端に簡単だとか難しいとかいう問題はありませんでした。
ただ、少し難しい語彙問題の割合が多く、「やや難」としました。

まず、文法問題について。
品詞問題の数は数えていませんが、いつも通り多めでしたね。
他には、動詞の形を問うなど、昔からの定番の問題だらけです。

次に、語彙問題については、先に述べたように少し難しめです。
『単語 特急 新形式対策』などの語彙問題に慣れていくことが重要な対策だと思います。
少し難易度の高いものも普通に解けるようにしておくと、本番が楽になりますね。

今まで通りに、文法をゆるぎなく、語彙は地道に、やっていくことが大切ですね。
ここは素早く切り抜ける必要のあるパートです。

 

<Part 6>
難易度は「やや易」としました。
厄介と言われる文挿入問題が易しかったですから。
他の問題は文法問題も語彙問題も普通の難易度でした。

Part 6 は「拾い読みで解ける」問題が減りましたので、頭から全文読んでいかなくてはなりません。
文挿入問題は文脈を終えていないといけませんし、
語彙問題が多めだと、一部を読むだけでは解けません。
そのため、Part 6 で拾い読みをする癖は避けましょう。

 

<Part 7>
「やや難」としたのは、やはり文章量が多いことが挙げられるでしょう。
正直、過去と文章量を比較するのが難しくなったほど、多いのが当たり前になりました。
ただ、ここ数回と比べると、少なくはなったかなという印象でした。

これまた最近は当たり前ですが、ピンポイントで正解を見つけるのは難しいです。
indicate や suggest 系の問題が多く、全体に目を通していなくてはなりませんし、
「この一言が根拠か」と思わせるような細かいところまで見る必要のある問題があります。
そのため、難易度は自然と上がっていきますね。

新形式の文挿入問題は2問、書き手の意図を問う問題は2問だったと思います。
今回は、書き手の意図を問うチャットの問題が難しかった印象を抱きました。
会話が少しくだけると内容が取れないというのは致命的だと感じています。

とにかく、「量」が多いことは間違いありませんから、
普段から「量」をこなしていないと、途中で集中力が途切れてしまうでしょうね。

 

 

 

———

これらはあくまでぼくの個人的な感想ですので、あくまでご参考程度で。
本番の試験を受けてわかることはたくさんありますから、
皆さんもご自身の発見があったら、ぜひ書き留めておくことをオススメします。

以上、ここまでが試験の情報でございました。
もし何か追加していただけることや気になる点があれば、コメントをぜひ!
お答えできる範囲でお答えいたします。
*試験問題の答えはどれ、といった類のコメントにはお返事できません。

私個人の話は(どーでもいいでしょうけれど)別の記事で書きます。

第216回 #TOEIC 公開テストの前日に行った勉強

 

 

今日は TOEIC 開催月恒例の「模試を解く会」でございました。
素材は「HACKERS」という韓国の模試(TEST 4)です。

 

 

「前日に新しい問題を解くな」と口すっぱく生徒には言っているものの、
参加者の予定の都合上、仕方なく公開テストの前日となりました。
2時間を超える英語(TOEIC)との時間は濃密でしたね。
結果は別の記事で細かく書きますが、以下の通りです。

 

 

「HACKERS」の模試はリスニングは相変わらずさっぱりの成績なのですが、
リーディングが今まで3テスト中2回はぬり絵だったため、今回は解ききれて自信につながりました。
これを本番でも実施するためには、少し荒く問題を解きに行く必要があるようです。
明日の公開テストでは、実験的に、攻撃的に解きに行こうと思った次第です。

 

模試を解くと、できることとできないことがはっきりとして楽しいですね。
前の記事でも書きましたが、普段 TOEIC に触れていないと、問題を解くのが新鮮でなりません。
明日の TOEIC でも新鮮さを味わいながら、楽しんでこようと思います。

 

あとは、日々のルーティーンを行って寝ます。
・『単語特急』1周
・「スピーチ」音読、暗唱
・「しごとの基礎英語」音読

 

明日、受験される皆様、できることを積み重ねてまいりましょう。

 

 

仕事で英語を使う人は知っている効果的な英語リスニングの方法

先日、久しぶりに打ち合わせを英語で行いました。
相手はほぼネイティブでまくしたてるように話してきて気づいたことがあります。

 

speaking

 

「聞けなきゃ仕事にならない」

 

言っていることがわからなければ、聞きなおすことができます。
しかし、何度も聞き直していては、信頼感が薄れますよね。
「こいつは英語がわからないから、話が通じない」という不信感さえ持たれるかもしれません。

 

だからこそ、普段よりもギアを何段階も上げて、英語を聞く自分がいるのではないでしょうか。
ぼくは先日の打ち合わせの中で、そんな自分がいたことを実感しました。
わかったふりは決してすることなく、全力を出して聞くように心がけました。

 

普段よりもギアを何段階も上げる自分。
普段から英語を使う方は気づかないかもしれません。
そんな自分に慣れてしまっているから。

 

ましてや、普段は英語を使わない方はお気づきではないでしょう。
そんな自分がいることにすら気づかないから。

 

「聞けなきゃ仕事にならない」

 

この意識は緊張感とリスニング力をぐっと上げてくれます。
イメージとしては120%の力を出して聞く感じです。
普段から英語を使う方は無意識のうちにギアを上げているはずです。
それによって、カバーされている部分は大きいのではないかと推測します。

 

「切迫感」を抱きながら、どこまで聞くことに向き合えるか。

 

ここに日々のリスニング力の向上につながる秘訣が隠れている気がします。
リスニングをするときに、120%に近い力で聞くようにするためには何が必要か。

 

ぼくはこれに明確な答えを持ち合わせていません。

 

「緊張感をいつもよりも高めて聞く」
「何かを賭ける覚悟で聞く」

 

といったあたりのことを思いつきますが、非常に抽象的です。

 

ここからは仮定でありますが、TOEIC のリスニング問題を解くときは80-100%くらいでしょう。
どこかで「間違えても後でカバーすればいい」など、甘えとなる気持ちが出ているはずです。
(これに加えて、単に聞くだけではなく、問題を解かなくてはならない、という話もあります)
それでは、最大限のリスニング力を発揮することはできません。

 

ただ一つ言えることは、「切迫感」を問題に対しても抱けるか、ということでしょう。

 

「先読みした内容は聞き漏らすまい」
「別のことを考えたら、全問不正解だ」

 

こういったプレッシャーをかけながら、日々の学習に臨むことが大切なのではないでしょうか。
ぼくも今回の体験を通して、普段の学習に緊張感が足りないと感じたのでした。

 


ぼくが行った新形式「990点」取得に効果があった/なかった TOEIC 対策

 

2016年5月から TOEIC が新形式になることで、入念な TOEIC 対策をしてきました。

『TOEIC テスト 公式問題集』。
『TOEIC 公式ガイド』(韓国)。
『TOEIC TEST 模試特急 新形式対策』。
『TOEIC テスト 新形式だけ でる200問』。
『TOEIC テスト 新形式 完全攻略模試』
『TOEIC TEST 公式実戦書』(韓国/TEST 3 のみ)。

TOEIC_公式問題集_新形式

 

TOEIC_韓国_公式ガイド

 

TOEIC_新_完全攻略模試

特急_模試特急_新形式対策

TOEIC_新_新形式だけ

 

もちろん、旧『単語特急』や『読解特急5』など、既存の対策本も使いました。
そのおかげか、新形式の初回で990点を取得することができました

 

ところが、

そこから低空飛行の状態が続いています。
960点まで落ち込んだスコアも10月の公開テストで985点まで戻ってきました。

 

ここまで戻ったのは、TOEIC 対策の量を増やしたから、と思われるかもしれません。
実は、10月の TOEIC 前は TOEIC 対策らしいことはさほど行っていませんでした。
強いて挙げるならば『単語 特急 新形式対策』を1日1周する程度です。
あとは、好きなように英語に触れるようにしただけです。

 

そこで、ぼくはとある仮説にぶち当たりました。

 

「9月の TOEIC までに行った TOEIC 対策はさほど効果がなかった」

 

というのも、スコアが落ちる一方だったからです。
やり方を頻繁に変えていたのであれば、効果がないと判断するのは難しいです。
しかし、ぼくが行ったのは、今まで効果が出た方法だと判断しているものです。
それで結果が出ていないということは、あまり効果的ではないと考えられますよね。
そこで、行っていたことを振り返って、効果があったこととなかったことに振り分けてみます。

 

<効果的だと思う>

・韓国の模試「HACKERS」TEST 1, 2 を通しで解いた
・『公式実戦書』TEST 4, 5 を通しで解いた
・『問題集1』TEST 1 を解いた
・『単語 特急 新形式対策』を1日1周、ほぼ一気に解いた
・『単語特急2』『文法特急2』『900点特急Ⅱ』を、ほぼ一気に1周解いた
・1.25倍速で、Part 3, 4 のスクリプトをオーバーラッピングした

 

<効果的でないと思う>

・1.0-1.25倍速で、Part 3, 4 のスクリプトを目で追った
・『単語特急2』『文法特急2』『900点特急Ⅱ』を1周トライを数日した
・『公式問題集』『公式実戦書』『読解特急5』の Part 7 の文章を読み直した

 

これは単純な基準で分けています。
一見、どちらも同じ TOEIC 対策のように見えますよね。
でも、ぼくの中ではしっかりと線引きをされています。

 

「自分にとって負荷がかかっているか?」

 

この基準です。

 

やはり新しい問題を解いたり、まとまった量の問題を解いたりすることは負荷がかかります
100-200問を処理するには、未だに頭にも体にもキツイものがありますね。

 

一方、同じ問題を漫然とやり直すだけでは負荷がかかりませんでした
スクリプトを目で追うのは、リーディングの練習になったかもしれませんが、負荷と言うほどではないです。
Part 5 の同じ問題をたまにちょろっとやるだけでは、頭が疲れずに勉強を終えてしまいます。
Part 7 の文章は内容を覚えているために、英文を理解したつもりで勉強を終えてしまいます。

 

「今まで効果を出してきた」

 

過去に固執していたがあまり、楽な学習に走ってしまっていたというわけです。
念のためにお伝えしておくと、効果的でないと言った方法はハイレベルまで役立つ方法です。
しかし、「990点満点を連続で取得する」という目標に対しては、
負荷がかかっていないという結論なんですね。

 

私はすこし無理せよという主義である。人間背伸びしない間は飛躍的な成長は望めない。

 

松本道弘先生の『私はこうして英語を学んだ』にある言葉です。
ぼくの中でずっと引っかかっていた言葉でもあります。

 

「今やっていることが自分にとって負荷になっているだろうか?」

 

TOEIC の素材を使おうが使わまいが、負荷をかけることはできます。
ぼくは「TIME」や YouTube 動画を活用して、負荷をかけることにしました。

 

TOEIC 対策をする上で、自分にとって負荷になっているかは大事な目線だと思います。
この記事をお読みになった皆さんもご自身の学習を振り返ってはいかがでしょうか。

 





HUMMERさんの『聞くだけで TOEIC TEST のスコアが上がるCDブック』の見どころ

HUMMER さんこと、濱崎潤之輔さんの新刊が発売になりました。

 

『聞くだけで TOEIC TEST のスコアが上がるCDブック』

 

聞くだけで TOEIC TEST のスコアが上がるCDブック

 

 

ぼくはこの本がいくら売れようとも、一銭も手元に入るわけではないのですが、
オススメをしたい本に仕上がったため、ご紹介させていただくことにしました。

 

この段階でオススメできるのは、この本の制作に携わって内容を知っているためです。
おそらく多くの方がタイトルを見て「ホントかよ」と思われるのではないでしょうか。
また、タイトルに加え、帯のコピーも煽っていますから。

 

1日5分聞き流すだけで「TOEIC 耳」に!

 

でも、これ、ホントなんです。

 

TOEIC で試される大量の英語をさばいていく力を育ててくれるのに使える一冊なのです。
いくつかウリをお伝えすると、、、

 

*CDを聞くだけで勉強が完結する

CDブックという名の通り、CDを聞くだけで勉強が完結します。
通勤電車、しかも、満員電車の中で勉強される方にはもってこいでしょう。

最初は本を参照して、理解がある程度進んだら、CDだけでいいと思います。
ぼくは制作過程でCDを聞きながら、「これは使える」と確信しました。

 

*「英語→日本語」で音声を聞き、頭から理解する力がつく

CDの内容は「英語→日本語」となっています。

聞いた英語を理解したかをすぐに確認することができますし、
英文と理解した内容を直結させることができますね。

特に、英語初心者やリスニングに苦手意識を持っている方は、
日本語を介して理解することが重要になってくると思います。

 

 

*1.2倍速の収録音声で負荷をかけた学習ができる

正直、『公式問題集』の音声は、今の公開テストに比べると、リスニング音声のスピードが遅いです。
その点、この本は、意図的にスピードを上げてナレーターの方に読んでいただいています。
リスニングに関しては、普段からの負荷をかけておいた方が本番は楽になりますね。

 

 

*HUMMERさん厳選の語句とフレーズでスコアアップに直結させる

この本は問題集ではありません。
本当に「聞く」ことを徹底的に行うCDブックです。
とはいえ、スクリプトだけが載っているのではなく、
HUMMERさんがピックアップした必須語句と書き下ろしの解説があります。

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ここをしっかり自分のものにすることで、スコアアップにつながっていくでしょう。

 

 

ということで、簡単にではありますが、ウリのポイントをご紹介させていただきました。
リスニングに苦手意識のある方にとって強い味方になってくれることは間違いありません。
ぜひ書店などでお手にとってご覧くださいませ。

 

TOEIC の新形式が苦手ならば「ココ」を意識せよ

ここに告白します。
2016年5月に TOEIC に導入された新形式が苦手です。
ぼくと同じように、やきもきされている方がいらっしゃるのではないでしょうか。

 

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Part 3 の3人の会話問題。
Part 3, 4 の話者の意図を問う問題。
Part 3, 4 の図表問題。
Part 6, 7 の文挿入問題。
Part 7 のトリプルパッセージ。

 

模試や問題集を解くと、新形式の問題ばかり間違ってしまったり、
正解はできても、自信が持てなかったりということがしばしばあります。

 

「なぜできないのか?」

 

新形式で一度990点満点を取得してしまったがために、相当なストレスがかかります。
できない自分に出会うたびに、イライラが募ります。

 

でも、先日、模試を解く会で気づいたのです。

 

「新しいことが問われているから、そこに対応するだけの力がないんだ」

 

いたって単純なのです。
TOEIC 側は新しい形式を使って、新しいことを問うています。
「これに対応できる力はあるか?」と問いかける感じです。

 

以下は、かなり簡単にではありますが、ぼくが TOEIC 側が問うているだろうと考えていることです。

 

Part 3 の3人の会話問題:素早いやり取りの流れについていけますか?
Part 3, 4 の話者の意図を問う問題:話の場面や流れを正確に追えていますか?
Part 3, 4 の図表問題:聞こえた英語と図表の内容を照合できますか?
Part 6, 7 の文挿入問題:段落ごとの内容の流れを正確に追えていますか?
Part 7 のトリプルパッセージ:大量の英語を処理し、情報の整理ができますか?

 

どれも小手先の技術では対応することができません。
どれも英語力のベースを底上げしないと、スコアに結びつけられないと思います。
揺るぎないリスニング力とリーディング力が必要だと思いませんか?

 

しかし、逆に言えば、これらが出来るようになれば、英語運用力は高くなるということです。
ぼくはここに嬉しさを感じました。

 

「TOEIC が自分の英語力を上げる手助けをしてくれている」

 

目にするスコアは下がってしまうかもしれません。
実際、ぼくの場合は下がっています。
ですが、そこが伸びシロだと言うことができますよね。

 

もちろん、問題への慣れや多少の攻略法はありますが、
それを実行するだけの英語力を持っていなくてはなりません。

 

ですから、

 

しっかりと聞けるようになる。
しっかりと読めるようになる。

 

という、至極シンプルなことを追いかけながら、
トレーニングを日々行っていく必要があると感じました。

 

 

なかなか思うようなスコアが出ずに、ストレスに感じている方は、
見方を少し変えてみると、日々のトレーニングにハリが出るのではないでしょうか?
ぼくは意識を変えて、普段の学習に接していこうと思っています。