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JDH(限定公開英語オンリーラジオ)に参加して思ったこと

素晴らしい機会に恵まれました。

 

英語学習仲間のJunさん(ブログはこちら)がホストを務める、
Jun’s Diamonds Hourという限定公開のラジオに参加させていただきました。
30分間、リスナーの皆様からいただいた質問に答えていくというもの。
ラジオの参加者は英語で話し、質問も英語で行います。

正直、気後れしていました
TOEICのLRの問題解答プロセスを披露するのであればよいですが、
自信のないスピーキングを即興で行うのですから…。

 

ただ、始まってしまえば、もうやるっきゃない、という感じでしたね。

 

自分の言いたいことが英語で出てこずに、もどかしさを感じる場面がありました。
たまに日本語を使って逃げてしまう情けない場面もありました。

 

恥ずかしい。

悔しい。

 

さまざまな感情が入り交じり、放送中は汗だくでした…。

しかし、出演したことに後悔はしていません。
本当によい経験をさせていただいたなあと思っています。

 

英語を話す機会のない自分にとっては、ありがたいことこの上ないです。
「英語が口から出てこない」ことも「すっと出てきた」こともすべて大事な経験ですから。
出演するという挑戦をしていなければ、味わうことのできないものでした。

 

TOEICは自分の英語力の地盤を作ってくれました。
あとは、経験を積んで、その英語力をアウトプットに向けていくだけです。
そのことを確認できたことも大きな収穫です。

たった30分ではありましたが、非常に濃い時間となりました!

 

最後に。

 

拙い英語で恐縮ですが、お聞きいただいた皆様、ありがとうございました!
ご質問に正確にお答えできていない部分や言葉足らずなところも多々あったと思います。
再度出演した際には、これに懲りずにまた聞いていただけると嬉しいです。

 

そして、JunさんとKIYOさん、私のわかりにくい英語を拾って、話題を広げていただき、
まことに感謝しております。またご一緒できる日を楽しみにしております。

松本道弘先生の「紘道館」に潜入レポート

レポートが遅くなりましたが、1/11(土)に行ってきました。

あの

紘道館

 

 

に。

松本道弘先生の私塾です。ホームページはこちらです。

このブログの読者がどれだけ松本先生のことを知っていらっしゃるのかはわかりません。
たくさんの著書を書かれていたり、NHKテレビ上級英語講座の講師をされたり、
ディベートを世に広めた国際ディベート学会会長だったり…英語教育界でご活躍されている方です。
ここ最近、雑誌TIMEを英語学習の素材としているのも松本先生との出会いがあってこそです。

以前から、紘道館はディベートを中心に、非常にレベルの高いことを行っていると聞いていました。
紘道館の特長をホームページから引用させていただきます。

 

1.松本道弘先生 直接指導で英語と情理と哲学を学ぶ。
2.EDUTAINMENT(啓発的エンターテインメント、つまり笑いと泣き)を目指す。
3.雑誌TIMEを教材とし、「斬れる英語」のシンボルとロジックを学ぶ。
4.日本のディベート教育元祖:松本先生の私塾として、立体的なディベートに取組む。
5.松本先生から学びたい者のアゴラ(広場)として、オープンな私塾とする。
6.幅広い年齢層の塾生と一緒に学び、自らを活性化する。

 

ね、普通ではない感じが漂ってくるでしょう。笑

 

いつか参加してみたいなと思っていたのですが、
紘道館の存在は紘道館で教えを受けられている、

「上田式シャドーイング」を提唱されている上田あきらさん

「パワー音読」を提唱されている横山カズさん

からtwitter上で多くの刺激をいただいており、

「この人たちと一緒に学んでみたい」

「スピーキング力を高めるヒントを得たい」

といった気持ちから参加をさせていただくことに決めたのです。

 

本来、月の第一日曜日が例会という定例会なのですが、
今回は土曜日に初めての開催となる「ワークショップ」にお邪魔させていただきました。
上田さんや横山さんを初め、他にも英語学習者には有名な方が数人…。
TOEICの試験会場に行ったときと同じで、参加者が皆英語ができるように見えるんですよね…。
(実際、後でその凄さを見せつけられることになるのですが。)

 

で、ワークショップは少数精鋭でスタート。最終的には10人弱というところでしょうか。

上田さんがホストをつとめ、ウォーミングアップと題して、
日本語で自己紹介した内容を、ランダムで当てられた人が逐次通訳をする
というもの。

やばいところに入り込んでしまった、という気持ちになりました。笑

 

しかし、これが面白いこと。

 

他の方が自己紹介の大事なところをうまく英語にするのを聞くのは勉強になりますし、
自分は非常にたどたどしい英語ではありましたが、それを振り返ることも勉強になります。
何より「間違いを恐れず話してみる」という気持ちが鍛えられますね。

 

その後は、松本道弘先生とイングリッシュモンスター菊池健彦さんとの対談
松本先生が菊池さんにバシバシと「どのように英語を身につけたのか」を中心に質問。
非常に密度の濃い対話となりました。先生は切れ味鋭いご質問ばかりでした…。

 

続いて、早稲田大学で授業をされているネイティブの先生とそのお知り合い2人を加え、
白熱教室スタイルでディスカッション。テーマが定まらず、難しいところでした。
というか、そもそも英語で自分の思いを伝えようとすることさえ難しいのに、
テーマの内容が高度でしたので、入り込む余地がなかったです。悔しい。

前者は英語力の問題ですが、後者は言語ではなく思考の問題です。
普段から物事について考える癖をつけていないと、
こういうときに頭が動かないことを思い知らされました…。

 

そうこうしているうちに、あっという間に時間は過ぎ、その後は有志でお食事へ。
そこでは「上田式シャドーイング」「パワー音読」に関するお話や
参加者の普段の学習内容について意見交換をしました。
あまりの刺激で食事はそっちのけだったことを記憶しています。笑

 

本当に素晴らしい一日でした。

ご一緒させていただいた皆様、ありがとうございました!!

 

 

最後に。

参加者にはぼくの他にもTOEIC満点取得者がいらっしゃいました。
正直、その方々と同じように並べられるのは怖かったです。苦しかったです。

しかし、自分をさらけ出したことで、これから駆け上がることのできる道
自分の前にバーッと広がる世界があることに気づくことができました。

自分に足りないものが多く見つかるのが紘道館のいいところなんでしょうね。
現在のレベルにかかわらず、同じことをやらされるというのも、
厳しい環境に自分の身を置きたい方にはうってつけの場所です。
短い時間ではありましたが、非常に濃密な時間となったと思います。

この一日をさらに有意義だったものとするために、日々の努力を重ねていきます。
経過報告はブログでさせてください!

瞬間英作文で英会話力を高めたいなら『毎日の英文法』

英語学習を行う上で主流となっている学習法がいくつかあります。
その中で、スピーキング力を高める上で「瞬間英作文」が有効と言われていますね。
先日の「週刊ダイヤモンド」でも多くのページを割いてご紹介されていました。

火をつけたのは森沢洋介さんでしょう。次の書籍を手にとったことのある方は多いはず。

一番最初の教材『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』

学習法がまとめられた『英語上達完全マップ』

です。

TOEICで満点を取得し、スピーキング力を高めようと思った私は、
「瞬間英作文」を学習の中に取り入れていこうと考えたわけです。

しかし、どうもしっくり来ませんでした。
というか、それよりもいい本が見つかった、というほうが正しいでしょう。

その本とは

『毎日の英文法』

毎日の英文法

 

 

 

 

 

 

 

 

です。

 

なぜこの本なのか。

ぼくが『毎日の英単語』の制作に携わっているから、ではありません。
以下に理由を挙げてみます。

 

まずは、この本の特長を引用したいと思います。

 

①話すために必要な英文法の基礎が網羅されている
②英語ネイティブがリアルによく使うフレーズだけでつくった

 

①は当たり前ですね。森沢さんの本でも当然おさえられています。
ただ、項目数が多いのが気になりました。『毎日の英文法』はぎゅっと凝縮して55項目に厳選しています。

また、②に大きな違いがあります。森沢さんの本ではこの点が考慮されていません。
つまり、練習として使っている素材を実際の会話で使わない可能性がある、ということですね。
せっかく練習しているならば、そのまま表現を使えるほうが絶対にいいです。

 

次に、英文を自分の中にストックしやすいように、例文の長さに配慮してある点がよいです。
「マジックナンバー7」をご存知ですか? 次の引用部分、長くなりますがご覧ください。

 

例文を聞いて、それを真似するように暗唱すること(リッスン&リピート)がトレーニングの基本となりますが、たとえ簡単な例文でも、文章が長くなると、慣れていない学習者は、リピートできなくなってしまいます。
その点、本書の例文の長さであれば、英語のアウトプットに慣れていない学習者であっても、暗唱することが可能です。例文のほとんどは7ワード前後の単語でできているのですが、これはヒトの記憶が「7±2」の事柄ならスムーズに記憶できるようにできているからです(これを「マジックナンバー7」といいます)。

 

いきなり長い英文をアウトプットしようとするのはハードルが高いですもんね。
その点を考慮してくれているのはありがたいです。
この引用部分にある通り、瞬間英作文用として作られた一冊ではない(=暗唱用)のですが、
上記のメリットを考えれば、瞬間英作文用として使わない手はありません。

 

『毎日の英文法』の「はじめに(本書の効用)」のPDFがアップされていますので、そちらもぜひご覧ください。
※中段の〈特別掲載〉のところにありますので、そこからダウンロードしてください。

また、以前、英会話力の基礎を作る上で役立つ本とその使い方を紹介しました。
こちらの「NAVERまとめ 英会話基礎力づくりに効果的なオススメ英会話本」もご参考になれば幸いです。

 

以上、ぼくが現在日課としているスピーキング練習の本のご紹介でした。


英語スピーキングの反射神経を鍛える、私の方法

TOEIC LRにも英語を「話す」練習は取り入れていましたが、決してメインではありませんでした。
問題がListeningとReadingですからね。スコアを臨むのであれば、メインが「聞く」「読む」になります。

ただ、TOEIC LRがメインでなくなってから、英語を「話す」「口から出す」ことを毎日の日課にしています
基本的に「日本語を見て、英語にできるか」を試しているのですが、
単に「英語にできるか」ということに加えて、特に注意していることが1つあります。

ひと月くらい前に次のようなことをつぶやきました。

はい、

反射速度

ですね。

日本語を見て、「どれだけスッと」英語にできるかということに注意しているわけです。
英語を話す場面を考えれば当然のことです。
言いたいことをすぐに英語にしなくては、会話から置いていかれます。

TOEICでも同じですが、練習でできないことが本番でできるわけがありませんので、
ストップウォッチで時間を測りながら、いかに反射的に言えるかを試しています。

いきなりスピードを求めてしまうと、「言えない」ストレスが嫌になって、
練習を敬遠してしまう恐れがありますので、慣れてきてからでよいでしょう。

ちなみに、使用しているものは次の3冊。最初の写真で掲載したものですね。

超基礎。be動詞という初めのところから厳選された55項目が取り上げられています。
7語以下の短い英文で、ネイティブが日常で使う表現のみ、というのがミソ。
この本に取り組むと、文法が基礎的な内容でも、
日本語を見たら言えないもんだなあと「知ってる」と「使える」の違いを思い知らされます。

これも基礎。初級ですから。200文は「見ずに言える」レベルを目指しています。
もう5年くらいの付き合いなのですが、微妙な間違いがあるのが悔しいですね。
これをやり始めてから、英語に触れる面で、文法用語が意識から消えました。

応用編。メインの100文だけを徹底的に繰り返しています。
上の2冊が「文法」の確認だったら、こちらは「語句」の確認になりますかね。
スッと使える表現を増やしているイメージです。

どれも良書ですので、自分のレベルに合わせて取り組まれるといいですよ。
「3冊もやってたら、時間ないじゃん」と思われるかもしれませんが、
どれも一日あたり10分しか使いません。多くて15分ですね。
そうすれば、合わせて30分ですから大した時間でもありません。

すべては取り組めない…という日があれば、その日の気分で最低1冊は取り組み、
英語で口を動かさない日はないようにしています

毎日継続しなければ、反射速度はなかなか上がりませんからね。

継続は力なり、です。

英語のスピーキングを独学で練習する方法をネイティブが実践した結果

TOEICの素材に関する話は出てきませんが、TOEICの素材を使って、

アウトプット、特にスピーキング力を高めたい

方は必見の記事です。

 

ぼくが天狼院書店さんで、「文法」書籍の一冊として選書させていただいた、

『毎日の英文法』ですが、この書籍の隠れた?面白さは「まえがき」にあります。

■『毎日の英文法』のまえがき

http://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=15193
※『毎日の英単語』ページに飛びますが、そこにリンクがあります。

・音読/暗唱を英語学習に取り入れている方
・文法の知識で頭でっかちになっていて、いざというときにアウトプットできない方
・文法(ルール)を体にパターンとして染み込ませたい方
・音読/暗唱の正しい手本を知りたい方

ぜひご一読いただけると、すぐにご自分の学習に取り込めることでしょう。
この本は、一見簡単に見えますが、持ってる知識を「話せる」形に変換してくれます。
著者にならって、何度も何度も声に出す練習をすることをオススメします。

 

そして、「単語」書籍の一冊として選書させていただいた、

『毎日の英単語』ですが、こちらも「まえがき」が面白いです。
残念ながらネット上で読むことはできないのですが、とある方が簡単に記事にしてくださいました。
「lifehacker」というサイトです。ご存知の方も多いかもしれませんね。

■英語ができないのは、英単語を知らないからではなく、使えるようなかたちで覚えていないから

http://www.lifehacker.jp/2013/11/131101book_to_read.html

かなりアッサリなのですが(笑)、的は得ています。
本当は結構長くて、中身が濃いため、ぜひ立ち読みでもしていただきたいです。

TOEIC学習者ならばご存知の『新TOEIC TEST 出る単特急 金のフレーズ』(TEX加藤著)の
日常頻出語版だと考えると、紙面のイメージも湧きやすいでしょう。
1フレーズあたりの語数や覚え方など近いコンセプトで作成されているため、
TOEICだけでなく、日常で使う英語もおさえたい、という方にはオススメです。

毎日の英単語

『毎日の英文法』は文法カテゴリーで、『毎日の英単語』は単語カテゴリーで取り上げましたが、
どちらも最終目標は「話せるようになる」こととして制作されています。
今までの知識がスピーキングに結びつかないという方はお手に取っていただけると嬉しいです。

 

追伸1
上の記事がアップされたことにより、Amazonで総合13位(最高)まで急上昇。
語学部門ではもちろんぶっちぎりです。一気に在庫切れになってしまいました。
お買い求めの際は、お近くの書店、あるいは天狼院書店でどうぞ。笑

毎日の英単語_1101順位

追伸2
学習会やイベントなどで、ブロガーと本名の自分の垣根を下げていますが、
『毎日の英単語』の「訳・語句説明」はぼくが担当をいたしました。
もしよろしければ、本名だけでも見てやってください。笑

 

★NAVERまとめ
・英語学習者の英語学習者による英語学習者のための名言
http://matome.naver.jp/odai/2135575047706124701

★twitter まとめ
・TOEIC Part 7 でミスが起こるのはなぜか?
http://togetter.com/li/321683

・英文の暗唱って結局どうやってやるの?
http://togetter.com/li/370989

・英語の音読には2種類ある?
http://togetter.com/li/511655

・「チャンク」で攻略する、英語力を底上げする方法
http://togetter.com/li/566056

・「ぼくらの英語サミット Vol.2 〜グローバルってなんだ?」が残したもの
http://togetter.com/li/567174

英語の表現の幅を広げる英語との接し方

現在、TOEIC対策以外の学習をしている時間のほうが長いです。
『公式問題集 vol.5 TEST 1』のPart 3,4は毎日欠かしていません。
その狙いや使い方は別途記事にしたいと思っています。

今回、そのTOEIC対策以外の学習に使用している書籍のうち、次の2冊を使用しながら思ったことをまとめます。

前者は、ぼくが編集に携わった『話したい人のための丸ごと覚える厳選英文100』。
後者は、師匠である大西泰斗先生の『一億人の英文法』の問題集。

使い方はそれぞれ異なるわけですが、共通した視点で、英文を見ていることがわかりました。
これはこの2冊に限った話ではなく、どんなときでも、英語に触れるときは、このスタンスをとっています。

その視点・スタンスとは

「自分だったら英語で言える?」

というもの。

ものすごく単純なことのように書いていますが、
アンテナを鋭くとがらせて、英文に注意深く向き合わなくてはなりません

例えば、
I had a slight headache.(少し頭が痛かった)
という英文があったとします。

単語がわからなければ、意味を調べることで、全体の意味がわかるでしょう。
ある程度の単語力を持っている方であれば、難なく理解できるはずです。

ただ、ここで学びを止めてはいけません。

英文を見て、

「自分だったら英語で言える?」

と自問自答するのです。

この英文を見て、

「頭が痛いとは言えるけれど、ちょっと痛いとか少し痛いとは言えない」
「痛みの程度が少ないときに、slightを使うんだ」

とぼくは思いました。

それだけのことかと思われるかもしれませんが、
今回のような自分への問いかけによって、
「自分の言えることの範囲」を広がっていくと考えています。

TOEICでもTOEFLでも英検でも洋書でもニュースでも、このスタンスは有効です。
一度読んだ英文もこの視点で見直すと、新たな発見があるかもしれません。

 

★英語学習者の英語学習者による英語学習者のための名言
http://matome.naver.jp/odai/2135575047706124701

★twitter まとめ「TOEIC Part 7 でミスが起こるのはなぜか?」
http://togetter.com/li/321683

★twitter まとめ「英文の暗唱って結局どうやってやるの?」
http://togetter.com/li/370989

★twitter まとめ「英語の音読には2種類ある?」
http://togetter.com/li/511655

★twitterまとめ「「チャンク」で攻略する、英語力を底上げする方法」
http://togetter.com/li/566056

★twitterまとめ「「ぼくらの英語サミット Vol.2 〜グローバルってなんだ?」が残したもの」
http://togetter.com/li/567174