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TOEIC 990点取得者が挑む英検1級一次試験受験記・速報(201801)

 

ブログであまりお伝えしていなかったのですが、
英検1級の一次試験を受験してまいりました。

 

2015年の6月に初めての受験。
2017年の6月に2回目の受験。
そして、今回です。

 

一勝一敗の英検1級ですが、今回は果たして。

 

まず、英検前に行っていた学習のまとめです。

 

・『英検1級 語彙問題完全制覇』を使った問題演習
・過去問を使ったリスニング
・「実践ビジネス英語」を使ったオーバーラッピング

 

少し前には『速読速聴・英単語 Opinion 1400』をやっていたのですが、
テスト前は少しペースダウンしてしまいました。
最近はリスニングの学習に特化しているので、それだけは欠かさず、という感じです。

 

さて、TOEIC とは違い、翌日に解答速報が出るのが英検のいいところ。
英検のサイトを確認の上、自己採点を実施した結果が以下の通りです。

 

 

2017年の受験の際の結果ツイートがこちらです。

 

 

見比べてみると、時間をたくさんかけたリスニングがガタッと落ちていますね。
結構、ショックです。ガビーン(死語)って感じです。

 

前回(二回目)は「成長を実感できた」と振り返っていますが、
今回はどこが進歩したのかを感じることができませんでした…。

 

とはいえ、ここで立ち止まるわけにはいきませんので、
この結果をもとに、自分の受験内容を振り返ってまいりたいと思います。

 

まずは、Reading について。
読解問題に手こずった印象が強いです。

語彙問題は12分程度で終了しました。
10分が理想ですが、想定の範囲内かなと。
ただ、語彙は間違いなく積み重なっているにもかかわらず、
「4つの選択肢を見たことがない」という問題に動揺してしまい、
ちょっと時間をかけてしまったと分析しています。

前回の受験でも思いましたが、ジャパンタイムズの語彙本は効きますね。
今回の受験の前に、誤答の選択肢まで目を通し、覚えるよう意識したのが効いたようです。
ぼくは『パス単』よりこちらの方が性に合っています。

 

読解問題は、TOEIC 同様、答えの根拠は本文の中にあるので粘って探す作戦をとりました。
前回の受験では「TIME」を素材にして学習を行っていましたが、
今回はリーディングの観点での準備が足りなかったと感じています。
日々の学習のバランスに気をつけていきたいところですが、
学習の時間の使い方を根本から見直す必要がありそうです。

 

次に、Listening について。
問題形式や答えの根拠の出所には慣れてきたように思います。
ただ、力を入れてきた分、聞き取れないところが多かったことにダメージを負ったようです。

リスニングは Part 2 のシャドーイングを始めてから、力は伸びています。
4月から取り組んでいる「実践ビジネス英語」も支えになっているでしょう。
これで結果が出ないから止める、というわけではなく、もう少し長い目で見てみます。

特に、「実践ビジネス英語」は植田一三(イッチー)先生の本でも激推しされていますからね。
信じて取り組み続けます。

 

最後に、Writing について。
普段から書いていないことが仇となりました。

一段落目はテンプレを使って出だしがいいのですが、
そのあとのサポートがうまくいかなかったように思います。
前回は TOEIC Writing のノリで書いたのですが、通用しませんでした。
今回は少し切り替えて書いてみたものの、結果はわかりません。

対策は気が向いたときに、ジャパンタイムズの『英作文問題完全制覇』を使うものの、
なかなか自分の学習にはまらないのが悩みどころです。

 

英検1級の素材は学習をしていて面白いので、学習ネタとして使っていきます。
次はいつ受験するか未定ですが、それまでには確実に合格できる力を身につけたいです。
合格を目指す方、一緒に頑張っていきましょう!

最高のクオリティー!『公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 2』TEST 2 を解いてみた

 

第226回 TOEIC L&R 公開テストを受験された皆様、お疲れさまでした。
試験前のつぶやきを掲載しておきます。

 

 

はい、ぼくは受験をしませんでした。
今年は受験回数が少なめですが、お気になさらずに。
つぶやきにもあった通り、模試を2時間通しで解きました

しかも、開始時間は13時より前倒しになってしまいましたが、
単に解くだけではなく、栄養ドリンクを飲んだり、昼食は少なめにしたり、
本番さながらの集中力で臨みました

 

というのも、使用する模試がこれだったから。
『公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 2』

 

 

公式が作成した問題に対してはいつもと臨み方が違います。
自身に「本番だと思え」と何度も言い聞かせましたから。
7月から本番から遠ざかっていますから、どうなるかと思いながらも、
2時間を最高の集中力で臨めたと思います。

 

結果は果たして。

 


Listening:97/100
Part 1:6/6
Part 2:25/25
Part 3:36/39
Part 4:30/30

Reading:94/100
Part 5:29/30(7分30秒)
Part 6:15/16(7分30秒)
Part 7:51/54(SP21分30秒/DP8分00秒/TP21分30秒)

 

「やっぱり公式はすげー」

解きながらこのように思いました。
何がすごいって、難易度や出題傾向など「本番さながら」なんですよね。
市販の模試とは比べ物にならないクオリティーだと感じています。
よく情報誌やサイトで「『公式問題集』を繰り返しやれ」と言われますが、
その類の情報は当たっていると考えています。
TOEIC を攻略する上で、『公式問題集』は外すことのできないアイテムです。

 

*『公式問題集』でスコアアップを一緒に目指す講座はこちら↓
人生を変える TOEIC スコアアップ短期集中学習塾

 

正解数も今の実力を表していると思います。
トータルスコアは960-970あたりでしょう。

 

リスニングは心地よい難易度です。簡単すぎず難しすぎず。
特に、Part 2 は秀逸だと感じました。
少しでも気が抜けると「やられる」という本番の緊張感が漂います。

 

リーディングは「公式だから本番より簡単」と言われることが多いですが、
Part 5, 6 については、本番と変わらない標準的な難易度だと思います。
この TEST 2 が解けないのに、いろいろなものに手を出すのは危険ですね。
一方、Part 7 は本番より分量がやや少なめか、正解を導きやすい設問や選択肢が多かったでしょうか。
どちらにせよ、真正面から読み、記憶し、正確に照合する力が問われますね。

この半年は公開テストを受験できていないのですが、
特に Part 7 が難化していると聞きますので、おそらくこの感覚は当たっているでしょう。

 

新しく発売された『公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 3』に目移りしそうですが、
その前に『公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 2』を繰り返し解き、復習したいものです。

『公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 3』はまだ解いていないので、
難易度はわかりませんが、解き次第、レビューを記事にしたいと思います。

楽しみにお待ちくださいませ。

 

現時点で本番に最も近い、最高のクオリティー。

『TOEIC 公式問題集 新形式問題対応編』の使い方を見直す機会を作りませんか?

 

 

誰しも TOEIC のスコアアップを目指す上で使うであろう一冊があります。

 

それが『公式問題集』です。

 

 

誰にでも通ってほしい道ではあります。
ですが、

自信を持って「使い倒せている」と断言できますか?

 

もしそう言えないのであれば、早急に見直す必要があります
自分で「使い倒せている」と自信を持った学習でなければ、学習効果は激減です。
「これ一冊を自分で解くだけで事が済む」というものではないからですね。

 

この本を使い倒すための方法を知ってこそ、
『公式問題集』という素晴らしい本が活きてくるのです。

 

730点や860点といった TOEIC スコアの壁をぶち破るのに必要なもの。
それは『公式問題集』の使い倒しです。
ぼくも随分、この本に助けられては、スコアアップを果たしてきました。

 

ぼくは他の学習者や講師の方の意見をもとに、『公式問題集』を使い倒す術を考え続けました。
漫然と問題を解くだけでは効果的とは言えません。
問題を解いて答え合わせをするだけでは効果的とは言えません。

 

そこで、『公式問題集』を使い倒す術を伝える場所はないかと思っていたところ、
とある書店から「TOEIC のイベントをやりませんか?」とお声がけをいただきました。
それで「この場を使って、公式問題集の使い倒し方を伝えよう」と決めたのです。

 

ということで。

 

先日から何度か記事の中で告知をしていました通り、
12/23(祝・金)に天狼院書店(池袋)にて 1Day イベントを行います。

 

【12/23祝金 天狼院の冬季講習】
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《天狼院「TOEICゼミ」冬季講習/初参加、大歓迎!》

今回は、次の3つの Part に焦点を絞って、攻略のヒントを示していくことにしました。

 

1:Part 5 の精読による「英文の読解精度アップと速読力アップ」
2:Part 3,4 のオリジナルの聞き「型」作成による「リスニング力アップと速読力アップ」

 

間違いなく「やり込んでいる」と言える『公式問題集』をさらに使い倒す4時間です。
4時間の中では、ぼくが今まで、そして普段行った学習法を余すところなく披露します。
そして、一部問題演習を行っていただき、新たな気持ちで一冊と向き合っていただきます。

 

Part をここに絞ったのは、独学がしにくい、あるいは間違いやすいポイントだからです。
復習の方法もお伝えした通りに、ワークの中で行っていただきますので、お楽しみになさってください。

 

ちなみに、このイベントは1日で終わるものなのですが、
天狼院書店と交渉をして、Facebook グループ(非公開)を作ることになりました。
これは「講義の聴きっぱなし」を防ぐためです。
学習進捗を報告し、学習仲間と励ましあって過ごしていただきたいという気持ちからです。

 

対象は600-700点としていますが、お持ちのスコアは問いませんので、奮ってご参加くださいませ。
(一度ならずとも、何度も解いたことのある方もご参加いただいて構いません。)

 

4時間みっちり TOEIC 漬けになって、
一緒に『公式問題集』の使い手になりませんか?

 

 

第216回 #TOEIC Listening & Reading 公開テスト感想(個人的な出来)

 

 

第216回TOEIC公開テストを受験された方、改めてお疲れさまでした。
毎回恒例の、備忘録として受験後の感想の記事でございます。
先日、書いた感想(速報)記事は以下よりご覧ください。

 

第216回 #TOEIC Listening & Reading 公開テスト感想(速報)

 

 

今回は、朝早めに起きてから、少し仮眠を取るというスケジュールでした。
モチベーションは高くもなく低くもなく、という不思議な感じでしたね。

試験前に行ったことをまとめておくと、こんな感じです。

 

・『公式 L&R 問題集1』Part 3, 4(32-70ところどころ)1.25倍速でオーバーラッピング/シャドーイング

・『単語特急』(100問):一気に解く@移動中

 

試験前のルーティンワークです。
頭を英語モードにし、スピード感を意識する方法ですね。

 

 

さて、今回はピンク色のマークシートでしたが、フォームは不明です。
では、各 Part ごとの出来を簡単にメモしておきます。

 

<Part 1>
ミスはないと思います。
前回もそうでしたが、been と being の聞き分けを試してきていますね。
音真似をして、自分で音を出せるようにすると、聞こえ方が変わってきます。

 

<Part 2>
1問は怪しいものがあった気がしますが、消去法でなんとか行けた気がします。
直接的に答える簡単なものもあれば、だいぶ距離のある答えの難しいものもあります。
バリエーションが豊かですので、感想の記事でも書いたように、
『パート 1・2特急』をこなすことで、パターンを多くストックしたいものです。

 

前回は Part 2 で「これでは満点は難しい」と諦めてしまいましたが、今回はスムーズにいくことができました。
ぼくにとっての鬼門は Part 2 である、と改めて感じた次第です。

 

<Part 3, 4>
Part 3, 4 のどちらかは記憶がないのですが、1問は勘でマークをしました。
それ以外は割とクリアに聞き取れた気がします。

新形式の問題は標準的な難易度で解きやすかったと記憶しています。
図表問題は面白みがなくなってきましたね。バリエーションが減りました。

 

<Part 5>
所要時間は8分くらいでした。
105. あたりで詰まりましたが、それ以外はスムーズに解けています。

ただ、感想にも書きましたが、読ませる問題が多く、やや苦戦した印象です。
Part 5 で時間を取られると、これまた精神衛生上よくないため、巻き気味で解く必要がありますね。

 

<Part 6>
Part 6 も8分くらいで終わったと記憶しています。
語句を入れる問題も文挿入問題も難易度は高くなく、
迷った問題はなかったように感じました。

文章量は決して多くはないため、一気に読みきる力を高めなくてはなりません。
拾い読みはオススメできません。(時間がどうしてもないときだけでしょう。)

 

<Part 7>
Single Passage で30分くらい、
Double Passages で10分くらい、
Triple Passages で20分くらいで終えました。

久しぶりに塗り絵をすることなく、最後まで目を通すことができました。

今回、目を通しきれたポイントが自分の中で一つあります。

・一つの問題に固執しすぎない

シングルパッセージの中で、苦戦したものが何問かありました。
(特に、172.-175. のチャット問題です。)
ですが、そこに時間をかけすぎることなく、
「時間が余ったら戻ってこよう」と切り替えました。

結果、その問題に戻ることはできなかったのですが、
間違えているのであれば、読解力の欠如という結果ととらえることにします。
=====

 

今回はリスニングは満点、リーディングが微妙、というところです。
ただ、前回も申し上げた通り、今はスコアにこだわりすぎず、地力を上げる日々を過ごしています。
TOEIC 対策は、『単語特急』を除いて、行っていません。
目標を1200点あたりに定めて、BEYOND 990 を目指した学習をイメージしています。
来年の半ばにはこの試みがうまくいっているかどうかがわかってくると信じています。

 

 

【告知】
12/23(祝・金)に天狼院書店にて 1Day イベントを行うことになりました。

 

 

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やり込んでいるであろう『公式問題集』を使い倒す4時間を作り出します。
お持ちのスコアは問いませんので、奮ってご参加くださいませ。

第216回 #TOEIC Listening & Reading 公開テスト感想(速報)

【告知】
12/23(祝・金)に天狼院書店にて 1 Day イベントを行うことになりました。

 

 

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やり込んでいるであろう『公式問題集』を使い倒す4時間を作り出します。
お持ちのスコアは問いませんので、奮ってご参加くださいませ。

 

 

本日、第216回TOEIC公開テストを受験された方、お疲れさまでした。
今年最後の受験となりますが、有終の美を飾ることができましたでしょうか?

 

さて、毎回のように、感想をつれづれなるままに。
まずは、基本情報から。

 

=====
●フォーム
?(解答用紙A面ピンク/QRコードでした)
Part 1 は以下の通りです。
引出しに手を伸ばしてる女性
ボートを漕いでいる人々
自転車の前で跪く男性
机の上に置かれたカバン
本のページめくる男性
水が植物にまかれている

●所感
1:普通/2:普通/3:普通/4:普通/
5:やや難/6:やや易/7:やや難
=====

 

新形式になってからの公開テストを比べた形での所感です。
フォームが複数あるため、ご自身の受けたフォームと異なる場合はご了承くださいませ。

 

次は、各Partに関する感想です。

 

<Part 1>
「Part 1 は全問正解したい」という Part に変貌しています。
ETS(テスト作成団体)は「耳慣らしに使って」とメッセージを出しています。
Part 1 をミスするようだと、ハイスコアを狙うのは難しいでしょう。

昔から TOEIC を受験されている方にとっては楽に感じるところとは言え、甘く見てはなりません。
取りこぼしのないように、対策はしておきたいところです。
公式本や森田鉄也先生の『パート1・2特急』あたりに取り組んでおきましょう。


 

<Part 2>
全体としては「普通」としましたが、後半は「やや難」と言えるでしょう。
前半はシンプルな問題が多かったのですが、後半からぐっと難易度が上がった印象です。
一人目の発言が聞き取れても、答えに距離感があるからかピンとこないものが散見されました。
間違ったりわからなかったりしても、次にひきずらない、強い心が必要ですね。

 

<Part 3, 4>
まずは、新形式についてまとめておきます。

・3人の会話…2問
・図表のついた問題数…Part 3:3問/Part 4:2問
・意図問題…Part 3:2問/Part 4:3問

3人の会話が、前回同様、2セット収録されたフォームにあたりました。
話の展開が早いものの、過度に恐れる必要はないように感じてきています。
まずは2人の関係性と会話を理解し、そこに加わる1人をおまけと考えればいいからです。

図表問題と意図問題は一つの Part 内で合計5問とバランスを取っています。
難易度の調整でしょうが、3人の会話はそこに加味されていません。

・図表問題
解きやすいものでした。図表自体も複雑なものではありません。
どちらの Part も『公式問題集』に出てくるようなものでしたね。
というか、それよりもシンプルなものも出てきましたね。
地図が出ると難易度が上がるかな、という印象を受けました。

・意図問題
ぼくのフォームでは2つ連続で出題されていました。
明らかに難易度を上げるための仕掛けだと考えています。
「折れない」「時間をかけない」ことで答え続けられるかも試されているでしょう。

1問目に来ると、回答に時間がかかり、次以降を聞き逃す可能性が出てきますね。
時間をかけずに直感でスパッと選んでおくトレーニングをしないといけませんね。

新形式は意図問題のみ難易度が上がりますが、それ以外は慣れればこっちのもんです。
あとは、今までの形式のものをしっかりと解ける(聞ける)力をつけることが重要でしょう。

 

<Part 5>
極端に簡単だとか難しいとかいう問題はありませんでした。
ただ、少し難しい語彙問題の割合が多く、「やや難」としました。

まず、文法問題について。
品詞問題の数は数えていませんが、いつも通り多めでしたね。
他には、動詞の形を問うなど、昔からの定番の問題だらけです。

次に、語彙問題については、先に述べたように少し難しめです。
『単語 特急 新形式対策』などの語彙問題に慣れていくことが重要な対策だと思います。
少し難易度の高いものも普通に解けるようにしておくと、本番が楽になりますね。

今まで通りに、文法をゆるぎなく、語彙は地道に、やっていくことが大切ですね。
ここは素早く切り抜ける必要のあるパートです。

 

<Part 6>
難易度は「やや易」としました。
厄介と言われる文挿入問題が易しかったですから。
他の問題は文法問題も語彙問題も普通の難易度でした。

Part 6 は「拾い読みで解ける」問題が減りましたので、頭から全文読んでいかなくてはなりません。
文挿入問題は文脈を終えていないといけませんし、
語彙問題が多めだと、一部を読むだけでは解けません。
そのため、Part 6 で拾い読みをする癖は避けましょう。

 

<Part 7>
「やや難」としたのは、やはり文章量が多いことが挙げられるでしょう。
正直、過去と文章量を比較するのが難しくなったほど、多いのが当たり前になりました。
ただ、ここ数回と比べると、少なくはなったかなという印象でした。

これまた最近は当たり前ですが、ピンポイントで正解を見つけるのは難しいです。
indicate や suggest 系の問題が多く、全体に目を通していなくてはなりませんし、
「この一言が根拠か」と思わせるような細かいところまで見る必要のある問題があります。
そのため、難易度は自然と上がっていきますね。

新形式の文挿入問題は2問、書き手の意図を問う問題は2問だったと思います。
今回は、書き手の意図を問うチャットの問題が難しかった印象を抱きました。
会話が少しくだけると内容が取れないというのは致命的だと感じています。

とにかく、「量」が多いことは間違いありませんから、
普段から「量」をこなしていないと、途中で集中力が途切れてしまうでしょうね。

 

 

 

———

これらはあくまでぼくの個人的な感想ですので、あくまでご参考程度で。
本番の試験を受けてわかることはたくさんありますから、
皆さんもご自身の発見があったら、ぜひ書き留めておくことをオススメします。

以上、ここまでが試験の情報でございました。
もし何か追加していただけることや気になる点があれば、コメントをぜひ!
お答えできる範囲でお答えいたします。
*試験問題の答えはどれ、といった類のコメントにはお返事できません。

私個人の話は(どーでもいいでしょうけれど)別の記事で書きます。

第216回 #TOEIC 公開テストの前日に行った勉強

 

 

今日は TOEIC 開催月恒例の「模試を解く会」でございました。
素材は「HACKERS」という韓国の模試(TEST 4)です。

 

 

「前日に新しい問題を解くな」と口すっぱく生徒には言っているものの、
参加者の予定の都合上、仕方なく公開テストの前日となりました。
2時間を超える英語(TOEIC)との時間は濃密でしたね。
結果は別の記事で細かく書きますが、以下の通りです。

 

 

「HACKERS」の模試はリスニングは相変わらずさっぱりの成績なのですが、
リーディングが今まで3テスト中2回はぬり絵だったため、今回は解ききれて自信につながりました。
これを本番でも実施するためには、少し荒く問題を解きに行く必要があるようです。
明日の公開テストでは、実験的に、攻撃的に解きに行こうと思った次第です。

 

模試を解くと、できることとできないことがはっきりとして楽しいですね。
前の記事でも書きましたが、普段 TOEIC に触れていないと、問題を解くのが新鮮でなりません。
明日の TOEIC でも新鮮さを味わいながら、楽しんでこようと思います。

 

あとは、日々のルーティーンを行って寝ます。
・『単語特急』1周
・「スピーチ」音読、暗唱
・「しごとの基礎英語」音読

 

明日、受験される皆様、できることを積み重ねてまいりましょう。

 

 

TOEIC でリーディング満点に至るために必要な「精読」の素材の選び方

 

 

昨日書いた記事は多くの方に読んでいただけているようで嬉しいです。
やはり「精読」を知り、その大事さや取り組み方に悩まれているからでしょう。

富田の英文読解100の原則上

TOEIC リーディング満点を取れる「速読」の基礎となった「精読」を教えてくれた先生と本

 

その「精読」について、英語キュレーターのセレンさんが興味深いつぶやきをされていました。

 

 

「大人になってから英語を始めた人には予備校の先生とかの話を聞くのは相当辛いと思う」

 

これは「なるほどなあ」と思いました。
セレンさんのように、学生時代に「勉強が嫌いだった」という方は拒否反応を起こすかもしれませんから。

特に、ぼくがオススメした富田一彦先生は癖があるため、読み手を激しく選びます。
そして、「大学合格」という絶対的な目標がある人向けに書かれているため、
人によっては「何これ、イミワカンナイ」となる可能性がありますね。

 

ちなみに、実は、その富田先生は大人向けに参考書を出されています。
いかにも怪しい『カリスマ先生の英文解釈』というタイトルですが。笑

 

 

「コンセプトに無理があり、絶版になった」と Twitter で先生ご本人がおっしゃっていました。
ただ、ぼくが読んだ限りは、「無理がある」とは決して思いませんでしたし、
7日間という短い期間で学べるよう、スーパーコンパクトに仕上げられていますので、
もしご興味を持たれた方は、中古品で手に入れてみてください。

 

改めてセレンさんのつぶやきに戻ると、後半にもむちゃくちゃいいことが書かれています。

 

「興味が湧くものでやる」

 

ぼくもこれには大賛成です。
英字新聞でも雑誌でも自分の興味で続けられるのが一番ですから。
セレンさんは村上春樹さん好きみたいで、こちらを使っているようですね。
ぼくはテキストだけ見たことがありますが、勉強しやすそうな印象を持っています。

 

そして、もう一つ、どうしても外せないことをおっしゃっています。

 

「正しいガイドを伴って読む」

 

ここです。
こうやって読むんだよ、というガイドのついたものでなければなりません。
というのも、「精読」が正しくできているかどうかの確認をしなくては意味がないからですね。

 

ぼくは大学受験向けの本をオススメとしましたが、もし大人向けでいい本があったら教えてください。
自分で目を通してみて、良さそうであれば、ブログでご紹介したいと思います。

 

TOEIC リーディング満点を取れる「速読」の基礎となった「精読」を教えてくれた先生と本

 

 

先日、次のようなつぶやきをしたところ、多くの方に共感をしていただいたようです。

 

「精読」という言葉を聞き、その大事さを認識している方が多いかと思いますので、
今回は、ぼくがどこで、どのように「精読」を学んだのかをお伝えしていきます。

 

そもそも「精読」とは何を指しているかというと、
一文一文、丁寧に品詞分解をして文構造を把握して読むことを意味しています。
(無意識に理解している人もいる、という話はまた別の機会に。)

 

そういうことを嫌でも考えさせてくれたのは、
時折このブログに登場する先生がそのキッカケをくれたと思っています。
代々木ゼミナールの講師である富田一彦先生です。

 

富田一彦

 

凄さがわからない方はぜひ次の動画たちを見てみてください。
英語の面白さや奥深さを伝えてくれますから。
(ぼくは未だに何度も見ることがあります。)

 

 

動画を見た方や富田先生をご存じの方はおわかりかと思いますが、
一文ごとに、非常に丁寧に文構造を把握していきます。

 

ぼくが富田先生と出会ったのは、高校3年生のときです。
同じく大学受験を目指す友人から「こんないい本があるよ」という勧めだったと記憶しています。
次の

『富田の英文読解100の原則 上・下』

が、富田先生との出会いでした。
(ご紹介するのは改訂版で、ぼくが使ったのは旧版です。)

 

 

「英語の真の理解に迫る読み方とは?」という疑問に答えてくれました。
と同時に、自分が「いかに浅く、表面的に英語を読んでいたのか」とも感じさせてくれました。

 

さらに、この本のいいところとして、英文読解に必要な項目から伝えてくれることです。
文法項目別で読み方を学んでいくのではなく、いきなり長文にアタックするんですね。
そこから、必要な事項を一つ一つ学んでいくというスタイルです。

 

先生は著作を何冊か出されていますので、それらを読破しました。
浪人時代には、予備校で先生の授業をライブで受けていたほど、
ぼくの英語観を形作ってくださった先生と言って過言ではないでしょう。

 

もし字面(単語)ばかりを追いかけていて、
結局のところの意味がわからないという事態によく出会う方は、
この本から始めることを心からオススメしたいです。

 

今、この本に掲載されている素材を見てみると、TOEIC より少し難しい感じではあります。
ただ、英語を改めて見つめ直すという意味では絶妙な難易度と思いますので、書店で見てみてください。

 

ちなみに、冒頭で取り上げたつぶやきにもある「精読のおかげで速読」というのは、
この本の中でも述べられているため、それを引用してこの記事を終えたいと思います。
(「はじめに」より抜粋しました)

 

結論的に言えば、正確に読む訓練、いわゆる精読を積み上げていけば、自然に読む速度、解答する速度は上がっていくものであって、理解が曖昧なまま安易に速読に走ったりすれば、またぞろ「いくらやってもできるようにならない」という無間地獄に陥ることになる。であるから、英語の読解を勉強する者は、たとえ入試の前日であろうと「精読」に努めるべきなのである。

 

精読の積み重ねで速読を実現していきたいものですね。
近道はないことを心に留めておきましょう。

 

 

ぼくが行った新形式「990点」取得に効果があった/なかった TOEIC 対策

 

2016年5月から TOEIC が新形式になることで、入念な TOEIC 対策をしてきました。

『TOEIC テスト 公式問題集』。
『TOEIC 公式ガイド』(韓国)。
『TOEIC TEST 模試特急 新形式対策』。
『TOEIC テスト 新形式だけ でる200問』。
『TOEIC テスト 新形式 完全攻略模試』
『TOEIC TEST 公式実戦書』(韓国/TEST 3 のみ)。

TOEIC_公式問題集_新形式

 

TOEIC_韓国_公式ガイド

 

TOEIC_新_完全攻略模試

特急_模試特急_新形式対策

TOEIC_新_新形式だけ

 

もちろん、旧『単語特急』や『読解特急5』など、既存の対策本も使いました。
そのおかげか、新形式の初回で990点を取得することができました

 

ところが、

そこから低空飛行の状態が続いています。
960点まで落ち込んだスコアも10月の公開テストで985点まで戻ってきました。

 

ここまで戻ったのは、TOEIC 対策の量を増やしたから、と思われるかもしれません。
実は、10月の TOEIC 前は TOEIC 対策らしいことはさほど行っていませんでした。
強いて挙げるならば『単語 特急 新形式対策』を1日1周する程度です。
あとは、好きなように英語に触れるようにしただけです。

 

そこで、ぼくはとある仮説にぶち当たりました。

 

「9月の TOEIC までに行った TOEIC 対策はさほど効果がなかった」

 

というのも、スコアが落ちる一方だったからです。
やり方を頻繁に変えていたのであれば、効果がないと判断するのは難しいです。
しかし、ぼくが行ったのは、今まで効果が出た方法だと判断しているものです。
それで結果が出ていないということは、あまり効果的ではないと考えられますよね。
そこで、行っていたことを振り返って、効果があったこととなかったことに振り分けてみます。

 

<効果的だと思う>

・韓国の模試「HACKERS」TEST 1, 2 を通しで解いた
・『公式実戦書』TEST 4, 5 を通しで解いた
・『問題集1』TEST 1 を解いた
・『単語 特急 新形式対策』を1日1周、ほぼ一気に解いた
・『単語特急2』『文法特急2』『900点特急Ⅱ』を、ほぼ一気に1周解いた
・1.25倍速で、Part 3, 4 のスクリプトをオーバーラッピングした

 

<効果的でないと思う>

・1.0-1.25倍速で、Part 3, 4 のスクリプトを目で追った
・『単語特急2』『文法特急2』『900点特急Ⅱ』を1周トライを数日した
・『公式問題集』『公式実戦書』『読解特急5』の Part 7 の文章を読み直した

 

これは単純な基準で分けています。
一見、どちらも同じ TOEIC 対策のように見えますよね。
でも、ぼくの中ではしっかりと線引きをされています。

 

「自分にとって負荷がかかっているか?」

 

この基準です。

 

やはり新しい問題を解いたり、まとまった量の問題を解いたりすることは負荷がかかります
100-200問を処理するには、未だに頭にも体にもキツイものがありますね。

 

一方、同じ問題を漫然とやり直すだけでは負荷がかかりませんでした
スクリプトを目で追うのは、リーディングの練習になったかもしれませんが、負荷と言うほどではないです。
Part 5 の同じ問題をたまにちょろっとやるだけでは、頭が疲れずに勉強を終えてしまいます。
Part 7 の文章は内容を覚えているために、英文を理解したつもりで勉強を終えてしまいます。

 

「今まで効果を出してきた」

 

過去に固執していたがあまり、楽な学習に走ってしまっていたというわけです。
念のためにお伝えしておくと、効果的でないと言った方法はハイレベルまで役立つ方法です。
しかし、「990点満点を連続で取得する」という目標に対しては、
負荷がかかっていないという結論なんですね。

 

私はすこし無理せよという主義である。人間背伸びしない間は飛躍的な成長は望めない。

 

松本道弘先生の『私はこうして英語を学んだ』にある言葉です。
ぼくの中でずっと引っかかっていた言葉でもあります。

 

「今やっていることが自分にとって負荷になっているだろうか?」

 

TOEIC の素材を使おうが使わまいが、負荷をかけることはできます。
ぼくは「TIME」や YouTube 動画を活用して、負荷をかけることにしました。

 

TOEIC 対策をする上で、自分にとって負荷になっているかは大事な目線だと思います。
この記事をお読みになった皆さんもご自身の学習を振り返ってはいかがでしょうか。

 





TOEIC の新形式が苦手ならば「ココ」を意識せよ

ここに告白します。
2016年5月に TOEIC に導入された新形式が苦手です。
ぼくと同じように、やきもきされている方がいらっしゃるのではないでしょうか。

 

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Part 3 の3人の会話問題。
Part 3, 4 の話者の意図を問う問題。
Part 3, 4 の図表問題。
Part 6, 7 の文挿入問題。
Part 7 のトリプルパッセージ。

 

模試や問題集を解くと、新形式の問題ばかり間違ってしまったり、
正解はできても、自信が持てなかったりということがしばしばあります。

 

「なぜできないのか?」

 

新形式で一度990点満点を取得してしまったがために、相当なストレスがかかります。
できない自分に出会うたびに、イライラが募ります。

 

でも、先日、模試を解く会で気づいたのです。

 

「新しいことが問われているから、そこに対応するだけの力がないんだ」

 

いたって単純なのです。
TOEIC 側は新しい形式を使って、新しいことを問うています。
「これに対応できる力はあるか?」と問いかける感じです。

 

以下は、かなり簡単にではありますが、ぼくが TOEIC 側が問うているだろうと考えていることです。

 

Part 3 の3人の会話問題:素早いやり取りの流れについていけますか?
Part 3, 4 の話者の意図を問う問題:話の場面や流れを正確に追えていますか?
Part 3, 4 の図表問題:聞こえた英語と図表の内容を照合できますか?
Part 6, 7 の文挿入問題:段落ごとの内容の流れを正確に追えていますか?
Part 7 のトリプルパッセージ:大量の英語を処理し、情報の整理ができますか?

 

どれも小手先の技術では対応することができません。
どれも英語力のベースを底上げしないと、スコアに結びつけられないと思います。
揺るぎないリスニング力とリーディング力が必要だと思いませんか?

 

しかし、逆に言えば、これらが出来るようになれば、英語運用力は高くなるということです。
ぼくはここに嬉しさを感じました。

 

「TOEIC が自分の英語力を上げる手助けをしてくれている」

 

目にするスコアは下がってしまうかもしれません。
実際、ぼくの場合は下がっています。
ですが、そこが伸びシロだと言うことができますよね。

 

もちろん、問題への慣れや多少の攻略法はありますが、
それを実行するだけの英語力を持っていなくてはなりません。

 

ですから、

 

しっかりと聞けるようになる。
しっかりと読めるようになる。

 

という、至極シンプルなことを追いかけながら、
トレーニングを日々行っていく必要があると感じました。

 

 

なかなか思うようなスコアが出ずに、ストレスに感じている方は、
見方を少し変えてみると、日々のトレーニングにハリが出るのではないでしょうか?
ぼくは意識を変えて、普段の学習に接していこうと思っています。