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『新TOEIC TEST サラリーマン特急』に再乗車の巻

2015年7月に、次のようなことを記事に書きました。

 

『サラリーマン特急』は解説が本当に精緻で感動しっぱなしです。
ひとつのスクリプトをここまで丁寧に説明して踏み込んでいるものはありません。
そのため、Part 3,4 のそれぞれ最初の1セットで止まっていました。
「これを暗唱してからでなければ進めない」と。

しかし、暗唱がゴールになってしまっては元も子もないんですよね。
数回で、数日で暗唱しても忘れやすくなってしまうため、
暗唱できるかどうかはかかわらず、先に進めています。
両 Part ともに4セット分くらいは解いたと思います。

現在は聞くことを中心にしており、音読はじっくり時間をかけて行っていく予定です。
長い付き合いになりそうな一冊だなあ、と感じました。
他のスクリプトでもOJiM監督の解説を意識しながら、英語に接したいですね。

 

そこからどうなったかというと……。
数セットに取り組んで、最後まではたどり着きませんでした
完璧主義なのか、どうしても1つにこだわってしまい、
なかなかうまくいかなくて挫折してしまうんですよね。

 

そこで、9月のTOEIC公開テストでリスニングは495を奪取すべく、
改めて『サラリーマン特急』に取り組むことにしました。

 

image1

 

方法は「1日1セット(3問)だけ取り組む」というもの。
ハードルをグッと下げました。継続のしやすさを優先させています。

 

また、取り組む際の意識は「暗唱を目指さない」というもの。
あくまで「聞く」、そして「理解する」ところまでを一区切りにして、
完璧主義はすっぱりと捨ててしまおうと思います。
取り組むのはこれで一度きりではないですからね。

 

ということで、毎日1セット進めてまいりますので、
もし「一緒に進めたい」という奇特な方がいらっしゃれば、何かしらの形でご連絡くださいませ。
切磋琢磨して、サラ特を貪りつくしましょう。

 

『サラリーマン特急』『でる1000問』の進捗状況

第202回のTOEIC公開テストが迫っています。
そんな中、話題の2冊のおはなし。

TOEICに費やす時間を増やしているものの、それは最近のこと。
申し訳ない限りです。いったい誰に謝っているのかわかりませんが……。

 

 

『サラリーマン特急』は解説が本当に精緻で感動しっぱなしです。

特急_サラリーマン特急_Lis
ひとつのスクリプトをここまで丁寧に説明して踏み込んでいるものはありません。
そのため、Part 3,4 のそれぞれ最初の1セットで止まっていました。
「これを暗唱してからでなければ進めない」と。

 

しかし、暗唱がゴールになってしまっては元も子もないんですよね。
数回で、数日で暗唱しても忘れやすくなってしまうため、
暗唱できるかどうかはかかわらず、先に進めています
両 Part ともに4セット分くらいは解いたと思います。

 

現在は聞くことを中心にしており、音読はじっくり時間をかけて行っていく予定です。
長い付き合いになりそうな一冊だなあ、と感じました。
他のスクリプトでもOJiM監督の解説を意識しながら、英語に接したいですね。

 

 

一方、『でる1000問』のほうですが、刊行記念イベントに出た割に進みが悪いです。
これに加えて、使い方が通常とは異なるかもしれません。

TOEIC_でる1000問
別冊の「文法問題1000本ノック」から使用しています。
持ち運びが楽であるため、こちらから取り組んでみたら、
ランダムの順番で出てくるんですよね。しばらくそれを知らずに解く鈍感さ。

 

ここ最近は1日40問は最低ラインとして解くように心がけています。
間違えた問題はもちろん、迷いが生じた問題は間違いとカウントしています。
文法問題はテンポよく正確に解けなくてはならない、と考えているからです。

 

 

公式本ではないものからは最近遠ざかっていましたが、
この二冊は自信を持ってオススメのできる、自分の血肉にしたい2冊になりそうです。

 


第200回 #TOEIC 公開テスト感想(個人的な話)

先日の第200回TOEIC公開テストを受験された方、改めてお疲れさまでした。
受験後に感想のブログを書いてから、ずいぶんと時間が経ってしまいました。

 

試験中の話も含めて、それ以外にも初めての経験がありましたので、
記録を残しておきたいと思います。

 

受験日の前日にTwitterでつぶやきましたが、受験票ハガキをなくしました。苦笑
所定の場所に置いておいたはずなのですが……情けない限りです。

 

もうどうしようもないと思ってつぶやいたところ、
親切な方が連絡をくださいまして、無事対処できました。
以下、つぶやきでも掲載しましたのではっておきます。

 

 

自宅で

・ウーゴ 1ユニット(サポートページ音声)
・読解特急5 DP編
・新公式問題集 Vol.5 TEST1 の Part 3,4 をシャドーイング

TOEIC_ウルトラ語彙力主義

読解特急5

を済ませて、会場へ向かいました。
会場に向かうまでは、

・単語特急2

単語特急2

を1周行うという感じ。
試験前に単語特急を1周回すというのが、なんとなく定着しています。

 

仮受験票の発行などで手惑いましたが、無事受験はできました。
前の記事に書いた通り、フォームは4LIC15(解答用紙A面緑/マイナーフォーム)です。

 

<Part 1>
ここ最近、1問くらいコケて、後を引くパターンが多かったのですが、
無事に通過できた記憶があります。

あくまで精神的に無事、ということで、1問不安なものがありました。
ただ、気をとりなおして Part 2 へ。

 

<Part 2>
ここも1問はどこか不安なところがあった気がしますが、
いつもよりは余裕をもって聞けたと思います。
正直、問題を覚えるような余裕はありませんでしたね。苦笑

 

<Part 3, 4>
1, 2問は不安なものはありましたが、なんとか乗り切ったという感じです。

 

リスニングの満点ラインをギリギリのところですが、
精神状態を保つのでいっぱいいっぱいで、
「まだまだだなあ」と思わされますね……。
このレベルは今年中に脱出したいところです。

 

<Part 5>
15-17分ほどかかった気がします。
受験の数日前に記事でも書きましたが、Part 5 の回答速度が落ちています。
今回の問題が難しかったというのもあるのかもしれませんが、
それにしても、なかなかスピードが上がりません。
ちょっと慎重になりすぎているのかな、と分析しています。

試験後に情報収集をしたところ、2, 3問は間違っている模様です。
これで満点は逃したなあ、という感じですね。
各地で(?)議論の種になっている問題たちです。

 

<Part 6>
5-7分くらいかかったと記憶しています。
1セットめで悩んだこともあり、時間がかかってしまいました。

しかも、1問ミスをしている模様です。
前回の試験同様、Part 5, 6 の時点で、
満点の土俵に立てていません。

6月は前半に英検の試験があるため、それまでは英検に集中しますが、
その後をどう立て直していくか検討中です。

 

<Part 7>
Part 5, 6 で時間がかかったとしても、読解スピードが上がっているため、
Part 7 に入った時点で「正確にやればきっちり終わる」と思いました。

ところが、結果、最後の問題のマークをした10秒後に試験終了、という状態でした。
実は、TOEIC を初めて受験して以来、塗り絵をしたことはないのですが、
今回の最後のDPに入り、問題を解いたときに、塗り絵が頭をよぎりました。
一番最後に解いた問題は、おそらく根拠を見つけられたと思いますが、
非常に焦った状態だったため、自信がありません。

そのほかのところでは、語彙の言い換え問題で1ミスをしていると思います。
2択で迷いに迷って、塗り直した1問です。

 

とまあ、リーディングは散々な結果が予想されます。
ここ最近、TOEIC 対策をしていないツケが回ってきているのか……。

 

 

正直、満点を取れなくても、誰かに怒られるわけではありません。
ただ、自分のプライドが許さないんですよね。悔しい。

毎年なんとか1回は満点が取得できている状態ですが、
今年の受験回数も減ってきているため、早いところ返り咲きをしたいと思います。

英検受験後に改めて具体的な対策を立てる予定です。

第200回TOEIC公開テストの前々日に気づいたこと

ついに節目のTOEIC公開テストがやってきました。
前回のテストの結果が納得のいくものではなかったため、
いつもよりは多めに TOEIC の問題に触れるようにしています。

 

昨日のつぶやきで次のようなことを書きました。

 

 

衝撃的な事実とは何かと言うと…。

 

・Part 5 の問題回答スピードが落ちている
・Part 7 の読み方が雑になっている

 

前者は前回のテスト中に感じたことでしたが、
後者は問題を解きながら気づいたことです。
特に、Part 7 の文章を読むスピードは落ちていないのですが、
なんだか目を動かしているだけで、頭にしっかりと刻み込まれていない模様。

 

はて、どうしたものか。
とはいえ、正直、ここまで来たら、
できることは限られています。

 

前日でやることは以下のとおり。

 

<Part 5 の問題回答スピードが落ちている>という問題に対しては、
今まで解いた Part 5 の問題を解き直すことで、
調子の良いときのスピード感覚を体で思い出すことです。

 

そして、<Part 7 の読み方が雑になっている>については、
Part 7 の英文を読みながら、スピードをほんの少し落として、正確さを重視することです。

 

読み間違えをしないこと。
一読で意味と状況がすっとイメージできること。

 

このあたりを意識しながら、テストまでの残りの時間を過ごしたいと思います。


今までは「まやかしの」TOEICリスニング495点だったという事実

先日の、とある学習会の一コマ。

 

TOEIC のリスニングがハイスコアであるにもかかわらず、
Part 2 が苦手だとおっしゃる方がいます。
それはきっと Part 3,4 を補って聞いていて、
その結果、ハイスコアが取れているのではないか。

 

この言葉がぼくの胸に深く、深く突き刺さりました。
ぼくの最も苦手な Part は Part 2 だからです。

 

そして、実際の試験を受けてみても、Part 2 で多少間違えることがあります。
(アビリティーズメジャードを見て、その結果は明らかです。)
Part 2 で聞き逃し、動揺をし、それを引きずったまま、
Part 3, 4 を-今までの TOEIC 勘で補って-解いているのです。

 

結果、リスニングでは495が連続して取得できていましたが、
つい先日の公開テストでそれも途切れました。

 

ぼくは TOEIC のリスニングをきっちり聞けていなかったのです。
495点が取得できているためか、この現実から目をそむけていたのです。

 

今の調子でいては、またどこかのタイミングで495点を取り逃すでしょう。
990点を取得できるチャンスすらなくなってしまうでしょう。

 

このままではダメだ。

 

そう思い、初心に帰って Part 1,2 の対策を始めました。
特急_Part1,2特急2
書籍はすでに何度も解いた、森田鉄也先生の『パート1・2特急Ⅱ』です。
英検1級の受験が近くなっているため、英検オンリーでいこうと思ったものの、
この調子では英検の結果もたかがしれています。
24日の公開テストまではあとわずかですが、Part 1,2 は逃しません。

 

しっかりと聞いて反応する。

 

気を抜かずに、TOEIC と向き合ってきたいと思います。

神崎先生の『TOEIC パート5特急』高地トレーニング問題(無料)が凄すぎる件

TOEIC界の重鎮の一人である神崎正哉先生の新著

 

『新TOEIC TEST パート5特急 400問ドリル』(朝日新聞出版)

特急_パート5特急

 

を手にされた方は多いでしょう。
ぼくもすぐに書店に行き、何度か取り組みました。

 

まだレビューが書けていないのですが、
ある程度のレベルに達している方には、
非常にオススメの一冊になっています。

 

そんな素晴らしい本のサポートページがあるのをご存知でしょうか?

 

『パート5特急』サポートページ

 

その中には、問題の詳細の解説ファイルや、
この本以外のオススメの本が紹介されているのですが、
そこに新たなコンテンツが加わりました。
その名も、

 

上級者のためのパート5高地トレーニング100問

 

です。

 

もともとコスパがいい本であるにもかかわらず、ここまでやっていいのか、という衝撃です。
先日の第199回TOEIC公開テストの結果が散々だったこともあり、
Part 5 の素材を探していたところで出会いました。

 

今、少しずつ解いているのですが、もともと簡単とは言えない問題を
難しめに加工しているため、やり甲斐がむちゃくちゃあります。

 

この記事を執筆現在は2セット分(1セット100問)が用意されています。
『パート5特急』読者の皆さんはぜひチャレンジしてみてくださいね。
ぼくもチャレンジが終わり次第、記事にしていきます。

 

 

その前に『パート5特急』のレビューをまとめたい。。。

ひさしぶりに『新TOEIC TEST 読解特急3 上級編』を解いてみた

高地トレーニング」の一冊、として、TOEIC学習者からは認識されている次の本。
ひさしぶりに解いて、解く目的がはっきりしていれば、素晴らしい一冊としか言いようがありません。

 

特急_読解特急3

 

初めて取り組んだときの衝撃は今でも忘れられません。
(ですので、この本は万人にオススメはできませんのでご注意を。お気軽にご相談してください!)
この本に取り組んだ頃は、すでにリーディングでハイスコアを取得していたため、
負荷がかかると言っても、それほどではないだろう…と思っていました…。

 

ところがどっこい。

 

  • 文章が長く、ところどころ複雑な英文
  • 文章が article(記事)中心
  • 設問5問

 

聞くだけでハードさが伝わってくるでしょう。
英文の内容が現実に基づいていて興味が持てる分、まだマシという感じです。
ぼくはここに加えて、設問には目を通さずに一気に読み通して、

 

「文章の内容を記憶(リテンション)できているか」

 

という負荷をかけるようにしています。
この数問が読み終わるまでは文章の内容を記憶に刻み込む、
という短期記憶を最大限使うべく、訓練を重ねているわけです。

 

まだまだ問題数を多く重ねられていないわけですが、
少しずつ9月の公開テストに照準を合わせていきます。

5年前の自分に『新TOEIC TEST 文法特急』上で出会った

第191回TOEIC公開テストでわからなかった語彙が『文法特急』に掲載されている件
という記事を先日書きました。結構反響があります。
ぼく同様、「見落としていた」というものが多いですが。苦笑

 

 

文法特急

↑いつからこの表紙になったのだろう? わかる人にはわかるネタ

 

 

さて、一通り『文法特急』は問題と解説とともに隅々まで目を通したわけですが、
発売当時(2009年)に解いた際の「出来」と「解答時間」が明記されていました。

 

これを間違えるとは未熟だ
視野が狭いから何度も間違っているんだ
解答時間が急激に減っているけれど、正解を暗記してるんじゃないか

 

などなど、荒いところがいろいろと見えてきます。
その当時は自分の復習について客観視できていなかったからでしょう。
と言っても、今でも復習が甘いことは冒頭にご紹介した記事で明らかになっているわけですが…。

 

皆さんも本棚に眠っている、しばらく触れていない問題集をやり直してみると、
今の自分と比較できるので、成長の度合いを測るのにオススメです。

 

そして、現在取り組んでいる問題集には、
後で振り返って「過去の自分」のことがわかるように、
何かしらの記録を残しておくとよいでしょう。

 

韓国の模試に手を出したものの、以前解いた問題集に取り組むのが楽しくて仕方ありません。
第192回の公開テストまで期間が迫っていますので、それまでに複数冊取り組んでみます!


第4回花田塾チャリティーセミナーの参加レポート

GWまっただ中の日曜日に100人以上もの英語学習者が集結しました。
昨年(レポートはこちら)に引き続き、

花田塾チャリティーセミナー

に参加してまいりました。

第4回花田塾チャリティーセミナー

13:00から17:30まであっという間の熱い時間でしたね…。振り返るだけで気持ちが高まります。

 

さて、概要は以下の通りです。

 

  • リアル「ドリーム特急」体験?!  Part 2演習(花田徹也先生)
  • Listening 力を伸ばすための OJiM 理論〜キモチを込めた音読の実践的方法〜(OJiM監督)
  • 「ing か ed か、それが問題だ」(TEX加藤先生)
  • Part 7 攻略術&勉強法(神崎正哉先生)
  • Part 5 演習&解説〜豪華講師陣による解説バトル〜(全員)
  • Q &A セッション&座談会(全員)

 

はて、どこまでネタバレがよいのやらわからないのですが、
ほどよい程度にレポートさせていただきたいと思います。

 

リアル「ドリーム特急」体験?!  Part 2演習(花田徹也先生)

花田徹也先生

花田先生曰く、「Part 2 は生きた会話表現が学べる」とのこと。
単なるスコアアップだけではなく、より実りのある学び方をしよう、というメッセージでした。
問題演習はいくらでも自分でできるので、問題作成者の気持ちになるという面白い取り組みでしたね。

TOEICの素材の中で、会話力を伸ばすのにうってつけなのは Part 2 だと改めて感じています。
自分ならば、どのように答えるか。
相手は悠長に待ってはくれませんから、タイムプレッシャーをかけながら取り組むとよさそうです。

 

 

Listening 力を伸ばすための OJiM 理論〜キモチを込めた音読の実践的方法〜(OJiM監督)

今回のゲスト。人気TOEICブロガーのお一人です。
自分のスコアと体験から、どのようにリスニング力を高めていったかを詳しく。
「英語は聞こえるとはなぜ?」
「英語は聞こえないのなぜ?」
というところから切り込んで、ものすごくリスニング力向上につながるお話をいただきました。

そして、リスニング力を上げるために監督が提唱している「キモチを込めた音読」の方法は、
今まで監督のブログでお話されていましたが、方法や手順を踏み込んでご説明いただいたので、
「音読×キモチ」という点において、もやもやしているところが明確になりました。

OJiM監督が後日記事にされるとのことでしたので、後々リンクを貼ろうと思います。

 

 

「ing か ed か、それが問題だ」(TEX加藤先生)

TEX加藤_花田塾

 

多くのTOEIC受験生が悩みがちの問題に焦点を当てた内容。
Part 5 で一番危険な「なんとなく」の解答を避けるためのコツを伝授いただきました。

初めて聞くアプローチがあり、「こういう考え方もあるのか」と衝撃的でした。
非常にわかりやすかったため、自分に落としこんで、他の方にも伝えられるようにしたいと思います。

 

 

Part 7 攻略術&勉強法(神崎正哉先生)

神崎正哉_花田塾

 

Part 7 のはずが参加者の眠気を感じ取った神崎先生は、
「椅子の上に立って、Part 3 のスクリプトをキモチを込めて5回音読する」
という、やや危ないアクティビティから始まりました。笑

本題は Part 7。「スピードリーディング」がテーマで、
速読力を高めるために、どのようなことに気をつけて学習をしていけばよいかというお話でした。
特に、練習時には文章としっかり向きあって、読解力の地力をつけよう、というメッセージは、
自分が学習時に大切にしているところなので、方法に確信が持ててよかったです。

 

 

Part 5 演習&解説〜豪華講師陣による解説バトル〜(全員)

第4回花田塾チャリティーセミナー全員

 

最後は講師とゲストが全員集まっての解説バトルです。
Part 5 の問題10問を4人が解説していくという面白い試みでした。
各先生の性格(笑)が出ていて、非常に興味深かったですね。
990点取得者であっても、解き方のアプローチがやや異なるんですね。

「自分だったら、このように説明する」と考えながら話を聞き、とても刺激的でした。
「わかる」「言語化できる」ことはやはり違うな、と改めて思いました。
言語化できるほど、自分の思考をクリアにしておくような復習が大事だと思います。

 

 

Q & A セッション&座談会(全員)

事前にOJiM監督にあてられた質問を、監督をはじめ、先生方がお答えするというもの。
扱われた話は以下の通りです。

 

・Part 7の解法や勉強法
・壁突破について(730突破、860突破、900突破、950点突破、990突破、お勧め本と使い方)
・勉強時間の確保について
・モチベーション維持について
・TOEIC愛について
・その他(Speaking、Part 2など)

 

有益な解答だらけだったのですが、一つだけどうしても共有したいことがあります。
それが「勉強時間について」のところでOJiM監督がお答えした内容です。

 

仕事の時間は削れない。削るのは趣味の時間。その分を学習にあてる。

 

ぼくはこのメッセージを多くの方に意識していただきたいと思っています。
TOEICに限らず、英語学習をされている方全員です。
これは優先順位の問題と言い換えてもよいと思っています。

 

英語が自分の人生において、どれだけ大事なのか。

 

おおごとに聞こえるかと思いますが、そこを甘く考えている人と出会うことがあります。
もしこの記事をここまでお読みの方は、自分の人生の中で英語の位置づけを考えてほしいですね。
ということで、熱くなりすぎて語りすぎてしまいましたが、以上です。

==========

最後に、前回の参加レポートの最後にも記しましたが、
花田先生がセミナー開催決定時に書いた言葉を引用します。

 

一時的にたくさんの支援をするよりも、被災地で頑張っていらっしゃる方々の姿を胸に刻んでずっと一緒に歩んでいこうという気持ちの方が大切なのではないでしょうか。

 

チャリティーセミナーに参加したのはまだ2回めですが、この支援の輪には今後も参加していきたいと思っています。
セミナーの最初に流れたこの曲を胸に留めながら。

ONE OK ROCK の「Be the light」。

『新TOEIC TEST 文法 特急』を改めて読んで受けた衝撃(英語の本質)

TOEIC受験生には必携の一冊と化している、
花田徹也先生の『新TOEIC TEST 文法 特急』

文法特急

 

「Part 5の正答率を上げたい」「文法が苦手」という方には漏れなく勧めています。
TOEIC対策の指導をする機会が増えたため、パラパラと目を通していました。
問題を解くというより、どのような切り口で解説をしているのかを見ていたのです。

 

すると、次の一節が目に留まりました。
少し長いのですが、引用をさせていただきます。

 

「また5文型の話かぁ」と思われたかもしれませんが、そんな役に立たない話はしません。私自身5文型などといったものを念頭に英語を使ったりしていませんから。

私が皆さんに注目していただきたいのは、「英語の骨」です。英文は主語(Subject)と動詞(Verb)から構成されています。「何がどうした」が最も重要なわけですから、その他の部分はちょっと置いておいて、先ずは英語の骨であるSとVを認識するところからスタートしましょう!

 

 

まず、「文型が役に立たない」という切り口のインパクトは半端ないですね。
ぼくは大学受験で嫌というほど叩き込まれてきて、そのおかげで今の英語力があるため、
「こんなことが書いてあったんだ」と衝撃を受けています。
※今までは自分に都合の悪い話だからスルーしていたのかもしれません。
※文型が役に立つかどうかは説明の仕方次第だと思っているため、その話はまた別の機会に。

 

次に、最初は「英語の骨」という英文の大事なところに目を向けよう、という話。
特に英語や文法が苦手な方は枝葉末節にとらわれてしまって、ここに目が向かない、
というか、骨を見つけることができないことが多いように思います。
ですから、SVを見抜くことから始めることが大切ということですね。

 

さらに言えば、骨が見抜けないと致命的になってしまうというメッセージなのではないでしょうか。
Part 5を始め、文が複雑になってしまったときに、そこをあやふやにしてはダメだということです。
ぼくはTOEICの英文であれば、文の形がわからないということはありませんが、
TIMEなどレベルが上がっていくと、「あれ?」となることがあります。
そういうときには、「まずはSVを」という意識で読んでいることを、この一節を読んで思い出しました。

 

 

細かなところまですべてを理解したい気持ちは素晴らしいのですが、まずは骨から。
『文法特急』はその意識を醸成してくれますから、もしお持ちでない方はぜひ。

 

お世辞抜きですごいです、この本。