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TOEIC Part 7 における自分にとっての適切な読解スピードを見極める方法

先日、次のような記事を書きました。

「公式」系以外を使っての Part 7「雑食」読み

その中でもご紹介した『読解 特急5 ダブルパッセージ編』を読み始めています。
言葉通り、問題を解くのではなく、素材を読むだけです。

読解特急5

 

*wpm は「200」

息抜きがてら、自分の読解スピードを計測してみました。
wpm(=words per minutes)の換算表を利用しています。
何度か読んだ文章なので、参考ではありますが、150-200wpm ですね。
150-160wpm はあれば、TOEIC の試験では読み切れるスピードでしょう。

 

 

*限界スピードで読む

wpm のブレがあるので、自分はどれくらいのスピードがいいのかわからなかったのですが、
この本の「本書の使い方」を改めて見て、一つ気付いたことがあります。
次の学習の手順の紹介にある一文をご覧ください。

 

「これ以上スピードを上げたら内容が理解できない」という限界スピードで読む

 

二つの文章をなるべく速く読みましょう、という趣旨です。
ぼくは、ここ最近の自分の読み方を振り返って思いました。

 

「慎重になりすぎている」

 

隅々まで内容の理解をするために、じっくり読んでいる自分がいたのです。
文法的に理解できているか。
語彙の使い方を理解できているかどうか。

 

先に引用した言葉を見たときにハッとしました。
まだまだスピード感を持って読めるのではないか、と。
しかも、もう一つ大事なことに気づきました。

 

 

*TOEIC が問うているもの

TOEIC はぼくが読むような丁寧さを必要としていないのでは、ということです。
もっと素早く情報を掴みとる読み方を課してきているのでは、ということでもあります。

この点を考えると、自分の読み方を見直す必要があります。
少し粗く読むことによって、スピードを手にすることができます。
TOEIC 本番ではなんとかなるスピードで今までやってきたわけですが、
もう数段階レベルアップできるという余地を感じました。

 

丁寧さとスピードのバランスは永遠の課題ですね。
皆さんは今の読解スピードが最善ですか?

 

「公式」系以外を使っての Part 7「雑食」読み

TOEIC を学習する上で信頼できる教材は「公式」系ですよね。

TOEIC_新_公式実戦_Listening

TOEIC_新_公式実戦_Reading

 

ちょうどこの記事を書いている日に新しい教材の発売が発表されましたね。

 

2016年10月13日、発売決定 「公式 TOEIC(R) Listening & Reading 問題集1」

説明のところにある「書き下ろし」の真相が気になりますね。
頼むから韓国の「公式」系ではありませんように……。
発売までに改めて『公式問題集 新形式問題対応編』を総ざらいしておきたいですね。

 

===

 

さて、TOEIC 学習で信頼できる教材だからこそ、「公式」系は使う機会が増えます。
正直、ぼくは試験前には「公式」系以外を使わないようにしようとするほどです。
というのも、「本番っぽくない」と思わされることが多いからです。

 

特に、Part 7 の文章が「読みにくい」んですね。
「公式」系や本番では流れるように読める英文が多いのですが、
「公式」系以外だと、変なノイズが入ってくるイメージです。
非常に感覚的なのですが、そんな印象を受けるのです。

 

ところが、最近、その制限を外すようになってきました。
つまり、「公式」系以外の素材を積極的に使おう、となったということです。
むしろ、前に述べたノイズを味わいたいと思うようになりました。

 

すらーっと読める「公式」系で、本番らしさを味わうことは非常に重要なのですが、
ぼくにとっては

 

「公式」系は負荷が少ない素材である

 

という結論に至ったからです。
先ほど述べたノイズは、ぼくにとっては負荷になりうる、というわけですね。

 

ぼくは今まで Part 7 の勉強法として、「Part 7 の英文だけを読む」ことをお勧めしてきました。
問題を解こうとすると、勉強時間が余計にかかってしまいますからね。
英語を読むことに集中したいのであれば、この方法は効果的だと思います。
実際、自分が実践して効果的だったからこそ、今でもお勧めしていますし、自分でもやっています。

 

現状、使いまわしている教材は、以下の2つです。
「公式」系ではないものを使って、負荷をかけるイメージです。
特に、Hackers は量が多くていいですね。

 

 

同じく、英文量が多いこの1冊は、TOEIC 直前の1週間で登場することが多いです。

 

 

毎日、読解する量を稼ぐためにやっていることのご紹介でした。
「公式」系かどうかにかかわらず、英語は英語なので、雑多に読んでいこうというのが今のスタンスです。

読み「スベる」という問題が起きたとき

珍しくふつうの記事を更新したいと思います。
先日、『TOEIC テスト 公式実戦書』を解いたという話をしました。

韓国の『TOEIC テスト 公式実戦書』(新形式) TEST 5 を解いてみた

TOEIC_新_公式実戦_Reading

 

Part 7 の出来があまり良くなかったわけですが、
解いた後の振り返りで気づいたことがあります。

 

それは

「読みスベったなあ」

ということ。

 

この言葉がどれだけ浸透しているのかわかりませんが、
ぼくはつい最近、どこかで誰かから聞いた言葉です。
(何も覚えていないに等しいじゃないか、というツッコミはなしで)

 

どのようなことを指しているかというと、

「英文を読んでいるのに、文字面を追うだけで、頭に入ってこない」

ことを指しています。

 

皆さんも体験したことはないでしょうか?
ぼくは何度も体験しています。
そして、この現象は本番でも起こりえますよね。
というか、本番のほうが起こりやすいと言っても過言ではありません。

 

では、「読みスベる」ことに対して、その対策法はあるのでしょうか?
皆さんはこうなったときにどうされているかが気になります。
無理やりに読み進めてはいませんか?

 

ここで、ぼくなりの対処法をお伝えしたいと思います。
それは

「読むのを止めて、深呼吸をする」

ことです。

 

画面の前で「は?」だなんて言わないでください。
とにかく読むのを止める。
これに尽きます。

 

読みスベるのには何らかの理由があるはずなんです。

集中力が切れた。
知らない単語で引っかかった。
文構造が難しかった。

 

そこを無理して読み進めては内容理解を邪魔することになるんですよね。
だからこそ、いったん読むのを止めることが大事だと思うのです。

読むのを止めて、深呼吸をして気持ちを切り替えたら、英文に再チャレンジをする。
それでも無理だと思ったら、もう一回くらいは再チャレンジをしてもいいと思います。
それでもやっぱり無理だと思ったら、予想をつけるなどして読み飛ばしましょう。

 

理解できるまで読もうとするのか、諦めて次に進むのか、
このバランスをうまく取るのは非常に難しいことです。
今回の内容を参考にすることで、みなさんが「読みスベった」ときに対応できますように。

 

TOEIC に向けたダブルパッセージ大特訓の一冊はこれだ!

『読解特急5 ダブルパッセージ編』を TOEIC 前に使用することを心がけています。
タイトルには大特訓と書きましたが、TOEIC 前は恒例行事です。

読解特急5

 

1日4セットが課題です。
といっても、問題は解きません。「文章を読む」だけです。
ただ、ここには狙いがあり、ぼくの英語力向上に役立っていると感じています。

 

一体、どういう観点でしょうか??

 

・記憶の保持

2つの文章を読み進めるにあたり、なんとなく読むだけでは意味がありません。
常に次のことを意識して読むようにしています。

 

「2つを読み終えるまではすべてを頭に叩き込む」

 

これだけ?と言われれば、それまでですが、これだけです。
HUMMERさんも『全力特急 絶対ハイスコア』の中で、
次のようにおっしゃっていました。

 

「このセットの問題を解き終えるまでは、内容をすべて頭の中に叩き込んでおく」
全力特急

 

書かれていた内容を忘れてしまっていては、
Part 7 を解答するときに困ってしまいます。
文章と設問を行き来する回数が増えてしまいますからね。

 

英語での記憶力を高める練習になっているわけです。

 

 

・記憶の整理

これは上の「記憶の保持」にも大きく関係しています。
2つの文章を読んでいると、さまざまな情報が出てきます。

会社。
場所。
時間。

挙げていってはキリがありません。
それらの情報を的確に整理していく力が Part 7 では求められますね。
特に、ダブルパッセージのほうは、それらを紐づける力が試されます。

 

その点で、2つの文章を読みながら、
「関連しているところはどこだろう?」
と意識して読むことで、記憶に残りやすくなるわけです。
記憶の整理ができていれば、保持がしやすくなりますよね。

情報がどっと流れてきますから、整理するのは簡単ではありませんが、
この本でかなり鍛えられたと思っています。

 

・スピード感

実はこれも最初の「記憶の保持」に関係しています。
ある程度のスピードで読まなくては、読んだそばから忘れていきます。
本当かと思われるかもしれませんが、
あまりにゆっくり読むと、思うよりも「あれ?」となりますよ。

 

ですから、速読を意識して情報をすくっていきます。
ゆっくりしているとマズイとわかっているため、
テンポをできる限り上げて読むよう心がけています。
2つの文章を2〜3分、というところでしょうか。

 

毎度、TOEIC の前に欠かさない行事ですので、
本番では「量が多くて嫌」ということにはなりません。
みなさんもこの本で分量に対する抵抗感をつけてみてはいかがでしょうか??

 

TOEIC の Part 7 を解き終えるための戦略を立てるべし

早いもので第202回のTOEIC公開テストが迫っています。
毎回受験をするようにしてから、月日の流れ方が異なるように感じます。
あっという間に次の試験がやってきて、いまだに慣れません。苦笑

time-94990_150

 

さて、最近はあまりブログの記事を書けていないわけですが、
レアジョブさんが運営する「English Path」のコラムは月に2回をめどに書いています。
ブログでのご紹介ができていなかったので、Part 7 について書いたものを2本分。

=====
vol.20:TOEIC のPart 7 を最後まで終える秘訣

 

vol.21:TOEIC のPart 7 対策を TOEIC の問題以外で行いたい方へ
=====

 

vol.21 までで各 Part の勉強法については話しきった感じです。
21回もかかったのかと我ながら驚いているわけですが、
ぜひご自身の苦手な Part などの記事をご覧いただけると嬉しいです。

 

もし気になる点があれば、ブログでもTwitterでもコメントをくださいませ。

 

==========
(参考)
vol.1:効果的な英語学習を始めるにあたって準備しておきたいこと

vol.2:TOEICがくれた、楽しみと苦しみの意味

vol.3:TOEICのリスニングスコアを満点にするまでに具体的に行った4つのこと

vol.4:短いけれど侮れない! TOEIC Part 1の復習における3つのツボ

vol.5:TOEICを英会話力アップに活かす、Part 2の復習法はこれだ!

vol.6:TOEIC Part 3,4 はリーディング力も問われている?

vol.7:TOEIC Part 3,4 の60問分の音声を最後に聞いたのはいつ?

vol.8:TOEICのリスニング練習に飽きてしまった人に朗報! リスニングの習慣化を狙える、おすすめの海外ニュースサイト(動画)

vol.9:TOEICに出る「単語」をいかにして身につけるか-大学受験時から実践している勉強

vol.10:TOEICの頻出「単語」の勉強法でほんの少しだけ意識しておきたいこと –試験範囲を最大限利用する−

vol.11:TOEIC の参考書や問題集の使い方に関する質問で最も多い「何回繰り返せばいいの?」に対する一つの答え

vol.12:レアジョブ英会話を使って TOEIC SW テスト対策をしてみた

vol.13:空欄を埋めるだけが TOEIC Part 5 の対策ではない

vol.14:TOEIC Part 5 の語彙問題対策は語彙問題以外で行う

vol.15:TOEIC リーディング力アップのPart 5 問題文シンプル活用法

vol.16:TOEIC のPart 6 を1分で読めますか?

vol.17:TOEIC のPart 7 の文章を毎日読む習慣をつけたい人、集まれ!

vol.18:TOEIC の Part 7 の英文を楽に読み進める1つのコツ

vol.19:TOEIC の Part 7 を攻略する上で徹底したい読み方
==========

第200回TOEIC公開テストの前々日に気づいたこと

ついに節目のTOEIC公開テストがやってきました。
前回のテストの結果が納得のいくものではなかったため、
いつもよりは多めに TOEIC の問題に触れるようにしています。

 

昨日のつぶやきで次のようなことを書きました。

 

 

衝撃的な事実とは何かと言うと…。

 

・Part 5 の問題回答スピードが落ちている
・Part 7 の読み方が雑になっている

 

前者は前回のテスト中に感じたことでしたが、
後者は問題を解きながら気づいたことです。
特に、Part 7 の文章を読むスピードは落ちていないのですが、
なんだか目を動かしているだけで、頭にしっかりと刻み込まれていない模様。

 

はて、どうしたものか。
とはいえ、正直、ここまで来たら、
できることは限られています。

 

前日でやることは以下のとおり。

 

<Part 5 の問題回答スピードが落ちている>という問題に対しては、
今まで解いた Part 5 の問題を解き直すことで、
調子の良いときのスピード感覚を体で思い出すことです。

 

そして、<Part 7 の読み方が雑になっている>については、
Part 7 の英文を読みながら、スピードをほんの少し落として、正確さを重視することです。

 

読み間違えをしないこと。
一読で意味と状況がすっとイメージできること。

 

このあたりを意識しながら、テストまでの残りの時間を過ごしたいと思います。


TOEIC直前でも効くPart7(長文)のメリハリをつけた読み方

明日はTOEICのIP試験を受験される方が多いようですね。
そして、第200回のTOEIC公開テストまで2週間をきっています。

 

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直前期に何かお役に立てるかなあと思い返して、思いつきました。
レアジョブさんが運営する「English Path」の連載記事のご紹介です。
一番、対策が立てにくい Part 7 のお話をしています。

 

=====
vol.18:TOEIC の Part 7 の英文を楽に読み進める1つのコツ
vol.19:TOEIC の Part 7 を攻略する上で徹底したい読み方
=====

 

英語を読み進めるスピードが速い方は無意識に行っているでしょう。
もしこれらの点が実践できていない方は、少し意識すると、
いつもよりも素早く、要点をつかみながら読めるのではと思います。
本番で時間がなくなったときの奥の手として用意しておくといいかもしれません。

 

もし気になる点があれば、ブログでもTwitterでもコメントをくださいませー!

 

==========
(参考)
vol.1:効果的な英語学習を始めるにあたって準備しておきたいこと

vol.2:TOEICがくれた、楽しみと苦しみの意味

vol.3:TOEICのリスニングスコアを満点にするまでに具体的に行った4つのこと

vol.4:短いけれど侮れない! TOEIC Part 1の復習における3つのツボ

vol.5:TOEICを英会話力アップに活かす、Part 2の復習法はこれだ!

vol.6:TOEIC Part 3,4 はリーディング力も問われている?

vol.7:TOEIC Part 3,4 の60問分の音声を最後に聞いたのはいつ?

vol.8:TOEICのリスニング練習に飽きてしまった人に朗報! リスニングの習慣化を狙える、おすすめの海外ニュースサイト(動画)

vol.9:TOEICに出る「単語」をいかにして身につけるか-大学受験時から実践している勉強

vol.10:TOEICの頻出「単語」の勉強法でほんの少しだけ意識しておきたいこと –試験範囲を最大限利用する−

vol.11:TOEIC の参考書や問題集の使い方に関する質問で最も多い「何回繰り返せばいいの?」に対する一つの答え

vol.12:レアジョブ英会話を使って TOEIC SW テスト対策をしてみた

vol.13:空欄を埋めるだけが TOEIC Part 5 の対策ではない

vol.14:TOEIC Part 5 の語彙問題対策は語彙問題以外で行う

vol.15:TOEIC リーディング力アップのPart 5 問題文シンプル活用法

vol.16:TOEIC のPart 6 を1分で読めますか?

vol.17:TOEIC のPart 7 の文章を毎日読む習慣をつけたい人、集まれ!
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#Eハングアウト990 「英語の長文が読めるようになるために」で2人の英文の見方をじっくり解説

最近、ブログが後手後手になってしまっているのですが、
先日、2月の Eハングアウト990 の放送が終了いたしました。

 

Eハングアウト990 Vol. 10…TOEIC Part 7 特集「英語の長文が読めるようになるために」

 

今年からは「2人がそのときに気になること」をテーマにお送りしているのですが、
今回は「読む」ことについて、です。Part 7 に焦点を当てながらお話しました。
「2人がどのように英文を見ているのか」を実際の英文を用いてお話していきました。
一緒に英語を見ていくことは我々にとっても、ご覧の皆様にも新鮮だったようで何よりです。

 

昨年末に放送した Part 7 の回でも「読む」ことに触れたものの、
読むことを習慣にする難しさやそもそも読めるようになるまでの難しさなど、
一筋縄ではいかないことは確かなところです。

 

番組内でもお伝えしましたが、多少なりとも読めるようになるには、
文法や単語の基礎ができていないと読むことに苦労するわけです。
そこをどのように乗り越えていくか。

 

文法や単語を自分の力にするアプローチはさまざまありますので、
自分に合ったものを探して取り組む必要があるでしょう。
しかし、一つ心に留めておくべきは

 

歯をくいしばって苦しいところを乗り越える場面が必ずある

 

ということです。

 

楽しいという気持ちだけで乗り越えられるほど甘くはないんですよね。
だからこそ、多くの方が悩んでいるところなのです。

しかし、

 

読めるようになると楽しくなる

楽しくなると読みたくなる

 

という、いいサイクルが先には待っています。
そのサイクルに入る自分に出会うためにも、ぜひ苦しい場面を乗り越えてほしいです。
皆さんが乗り越えるべく、少しでもヒントを提供できればと思っています。

 

 

そして、番組の最後には zuknow のアプリを使用して、Part 7 の設問の速読練習を行いました。

 

TOEIC Part 7 設問速読トレーニング

 zuknow

Part 7 の設問を先読みするかどうかは人によって異なると思いますが、
設問を<素早く><正確に>読み取ることは非常に重要な力です。
ぜひ単語カードを活用して、速読力を鍛えてみてください。

 

今後もセレンさんと視聴者の皆さんと一緒に勉強をして、
お互いに高め合う番組作りをしていければと思っております。
話してほしいテーマがありましたら、お気軽にどうぞ!
気まぐれな二人ですが、扱わせていただく可能性大です。

 

===

(参考)
・Eハングアウト990 Vol.1…TOEIC Part 1, Part 2特集

・Eハングアウト990 Vol.2…TOEIC Part 3 特集/リスニングの秘訣と対策テクニック

・Eハングアウト990 Vol.3…英語学習3年半でTOEIC何点取れる?

・Eハングアウト990 Vol.4…TOEIC Part4特集「本当に効果的な対策ってなに?」

・Eハングアウト990 Vol.5…TOEIC Part5特集「完全スコアアップを目指した学習法とは?」

・Eハングアウト990 Vol.6…「コーホスト&ゲストの最新TOEICスコア大公開」

・Eハングアウト990 Vol. 7…TOEIC Part 6 特集「攻略の仕方&対策の正攻法」

・Eハングアウト特別編:コーホスト大集合スペシャル

・Eハングアウト990 Vol. 8…TOEIC Part 7 特集「英語を正しく早く読み解く力を育てる」

・Eハングアウト990 Vol. 9…TOEIC Part 5 特集「スコアアップに本当に必要なこと」

 

TOEIC の Part 7 文章を読む習慣に関するご質問への回答@schoo

今更 Too Late な話題でございます。
schooで3カ月に渡って続けてきた授業が終わりました。
一度でもご視聴いただいた方、ありがとうございます!

 

「TOEIC学習のプロが教える、3カ月で600点を目指す超特訓」
schoo_TOEIC_3month_200up.ver.4

 

12回目は単語帳アプリzuknowとの連動をしたり、
全Partのまとめをしたり、と盛りだくさんの60分。

 

全12回をご覧いただいた方も中にはいらっしゃって嬉しい限りです。
放送時は目の前にあるカメラに向けて話しているため、
見ている方がいらっしゃる、ということが確認できて一安心です。

 

 

その中で、悩みを持たれる方の多い Part 7 についてのご質問を
番組内での回答と合わせて、記事でも補足をしておきたいと思います。
取り上げたいご質問は3つです。

 

まずは、1つめ。

 

オススメの「毎日読む」とは、Part 7 の全問を1セットとしてという事ですか?

 

これができれば理想的です。
しかし、全問を1セットとすると分量が多く、時間もかなり取られるため、
自分の学習時間やレベルに合わせて調節しましょう。

 

ぼくが強調したいのは、毎日まとまった英文に触れることですので、
必ずしも設問を解く必要はありません
以下から選んでみてはいかがでしょうか?

 

  1. 設問は解かずに Part 7 全問の文章だけ読む
  2. シングル/ダブルパッセージの文章だけ読む
  3. 数文章だけ読む
  4. 1文章だけ読む

 

最低、4.くらいはしていただきたいところです。
まとまった文章を理解して処理していくことに慣れは間違いなく必要ですので、
そんな自分になるためにも、少しずつ増やしていくといいでしょう。

 

なお、素材は TOEIC のものが望ましいですが、
読むモチベーションを維持することが難しいということであれば、
ご自身の興味の湧くもので構いません。

 

次に、2つめ。

 

前から読む練習はひたすら読むしかないですか?

 

前から<区切れ目>を意識して読むことです。
「○○の前で区切れ目ができる」といくら知っていても、
英文を目にしたときにそれがわからなくては元も子もありません。
実際の英文を目にする機会を増やして、
「前から読むとはこういうことか」と体感していただきたいですね。

 

最後に、3つめ。教材の話。

 

600レベルで前から読む訓練ができる本や教材などありますか?

 

『新TOEIC TEST 初心者特急 読解編』がオススメです。
本文が本番より短めではあるものの、試験で出そうな語句がしっかり散りばめられており、
話の展開パターンも本番で目にするようなものばかりです。
「前から読む」にあたり指標になる区切れ目がわかる<チャンク英文+訳>がダウンロードできます。

 

 

以上です。
今までの授業でいただいたご質問をこのような形でお返事したいと思います。
だいぶ時差が生じてしまい申し訳ございませんが、気長にお待ちくださいね。

TOEIC の Part 7 の設問を正解することについて考えてみた

タイトルがなんだか意味深ですが、いたって単純な話です。
TOEICのPart 7は長文を読んで、設問に答える問題ですね。

 

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その設問の正解を見つけるために本文内を探すわけですが、
「正解」の根拠や手がかりは、本文をしっかり読めていれば確実に取ることができます。

 

手持ちの問題集で構いませんので、日本語訳バージョンで設問に答えてみてください。
すぐに正解とその根拠が見つかりませんか?

 

で、ぼくが何を言いたいか。

 

Part 7は「まとまった英文をしっかり読めますか」というPartなんですね。
皆さんが抱く「しっかり」のイメージよりもっと上だと思います。

 

語彙を知っていますか?
英文の形をスッと見抜けますか?
英文の言いたいことがわかりますか?
文章の目的がわかりますか?
誰が誰に送っているかわかりますか?

 

などなど…。

 

日本語ならばすぐにわかる内容なのです。
ビジネスの経験があるかどうかの差は -母国語になれば- ほぼ関係ない内容なのです。

 

TOEICがPart 7を課す意味は、ここにあるのではないでしょうか。
ビジネスの経験があろうがなかろうが、母国語と同等のレベルで読めないと、
ビジネスの現場では使えないよ、ということだと思うのです。

 

こう言うと「ハードルが高いよ」とおっしゃるかもしれません。
「スコアが上がりさえすればいい」とおっしゃるかもしれません。

 

ただ、正解するということは、母国語に近いほどの理解度で英語を処理していく必要があるのです。
ですから、どちらにせよ、「しっかり読める」度合いを高めていく必要があるのです。

 

Part 7の問題を解いていて、
しっかり読めなかった部分を見つけ、向き合い、つぶすことがPart 7の正解率アップにつながる
と改めて気づきました。
もしこの記事を読んだあなたがPart 7で伸び悩んでいるのであれば、どこか「しっかり」読めていないところがあるはずですよ。