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難化傾向の TOEIC Part 2 対策で使った問題集と勉強法

難しいよ、Part 2…。

TOEIC のリスニングセクションでは、Part 3, 4 が難しいのは間違いないです。
問題数が多いですし、設問と選択肢を読む時間も必要になるからです。
難しさや問題数の多さから、Part 3, 4 の対策に集中する人が多い。

しかし、手前の Part 2 を意外に落としていることはありませんか?

もし「Part 2 は Part 3, 4 の対策をすれば解ける」と思っている人がいたら、
この記事をお読みいただくと、Part 2 の対策の必要性を実感するはずです。

お手元にスコアシートがあったら、次のグラフの数値を見てください。

<1本目の棒グラフ>
短い会話、アナウンス、ナレーションなどの中で明確に述べられている情報をもとに要点、目的、基本的な文脈を推測できる

間接的な表現に関するもの

<3本目の棒グラフ>
短い会話、アナウンス、ナレーションなどにおいて詳細が理解できる

直接的な表現に関するもの

これらの棒グラフの数値が低い人は必見です。
というのも、これらは Part 2 での間違いによるものかもしれないからです。

「Part 2 に特化した勉強法を知りたい」
「たくさん問題を解いているものの、正答数が上がらない」

具体的であり、正答数アップに効く勉強法が知りたいのではないでしょうか。

学習者として実践してきた方法を伝授することによって、
多くの方が Part 2 の正答数アップを実現してきました。
そのため、再現性があることは間違いないと思います。

最初に Part 2 の出題傾向の分析をすることから始めます。
そして、TOEIC 対策をゴリゴリとやっていた時の
Part 2 の問題集と勉強法をシェアしてまいりましょう!

  

難しいのが当たり前の Part 2

形式が変わる前の TOEIC では、Part 2 は「易〜普通」の部類でした。
「文頭の数語を聞き取れれば正解が取れる」という問題が比較的多く、
「Part 2 が難しい」という声はさほどなかったように思います。
ぼく自身も苦手意識はありませんでした。

ところが、形式が変わり、年を経るにつれて、難しくなってきました。

大きく分けて二つのポイントがあるように感じています。

✅ ナレーターに癖がある
新しいナレーターが出てくるだけで、難しく感じる人は多いでしょう。
以前は『公式問題集』を聞き込んでいれば対応できたものの、
今は新しいナレーターが出てきて「聞き取れない」となる人が多数続出します。

✅ ひねった返答が増えている
年々目立つようになったのが「ひねった返答」です。
「いつですか?」に対して、「書類に書かれているよ」のような、
間接的な返答が増えてきたのは間違いありません。

 

アビメ(棒グラフ)の見方

最初にスコアシートの棒グラフについてお話ししましたが、
よく見ると「アビリティーズ・メジャード」と書いてあるはずです。
TOEIC 界では、これを略して「アビメ」と呼びます。

そのアビメの一つ目が、まさにひねった返答への出来具合を示しています。
ここには Part 1 の出来も含まれており、一概には言えないのですが、
Part 1 は多くの人が正解しているでしょうから、
数値が低い原因は Part 2 にあると言っていいでしょう。

ぜひ今までのスコアシートを引っ張り出して、分析してみましょう。

 

具体的な勉強法

ここまでに以下の2点についてお話ししました。

・Part 2 が難しくなった
・原因の一つが「ひねった応答」

とすると、
どのように「ひねった応答」に対応していくかが肝になりますよね。
ぼくがやってきた勉強法をお伝えします。

✅ ディクテーション(聞いて書き取る)
ディクテーションをすでに取り入れている方は多いかもしれませんが、
ぼく自身は、900点を超えてから行った勉強法です。
その時点になって「Part 2 で落としている」現実に向き合ったわけです。

ディクテーションをするためには、細部の音を拾って書き出すため、
「音に慣れる」ことができるようになりますね。
意味を理解するためには、音を拾う必要があります。
そのために、ディクテーションはうってつけの勉強法でしょう。

正直、やるのが面倒な勉強法ですが、地味だけど効くものだと実感しています。

✅ 繰り返し聞く
とてつもなく当たり前なのですが、書き取って満足してはいけません。
音と内容を一致させる時間が必要になります。

「正しい音をインプットする」べく、何度も聞くようにしましょう。
最初はスクリプトを見ながらで大丈夫です。
聞き取れるようになってきたら、目を離すようにするといいでしょう。

この時に「最初の数語だけ」と手を抜かずに、全文を聞き取るようにすること。
最初の数語を聞き取るだけでは対応できない問題が増えているからです。

トレーニングの際には、負荷をかけることによって、
本番では余裕を持って対応できるようになるはずです。

✅ 会話のパターンを暗記する
力技ではありますが、会話の流れを覚えるのも有効な手段です。
「こういう返答もある」という引き出しが多ければ多いほど、
変化球が来た時に対応できるようになるからです。

会話の流れを覚えるために、ぼくは「一人二役アクティング」を提唱しています。

自著『戦略特急 スコア育成計画』の中で説明しているので、引用いたします。

理解度が最高に達した「会話のパターン」を自分の体に染み込ませるために「一人二役で演じる」のです。会話文の場面や感情を疑似体験して音読してみましょう。


情景(場面)を想像しながら、なりきり英会話を楽しみましょう! TOEIC のナレーターはフラットな、冷静な感じで読んでいますが、練習のときは感情(気持ち)を込めるくらいがちょうどいいです。ぼくは身振り手振りも交えながら、一人二役を演じることで、Part 2 のパターンをストックしてきました。大げさなくらいに演じて、英語を体に染み込ませましょう!

『戦略特急』より引用

*『戦略特急』では他にも復習方法をご紹介しています。

有効な教材(問題集)

古いバージョンですが、やりこみました!

勉強法がわかれば、あとは問題を使って勉強あるのみです。
以下に、マストであると思える教材をご紹介します。

と言っても、数は多くありません。

当時は『公式問題集』を6冊ほどはやっていたでしょうか。
この発言に対しては「これ」という発言は頭にストックされていたはずです。

次は、公式以外の教材です。

「TOEIC L&R TEST パート1・2特急」のシリーズです。
有名な「特急シリーズ」の定番(に入って欲しい)ものですね。

役立ったと実感する教材は案外少ないですが、
その他にも模試はいろいろとやったため、

Part 2 だけでも1000問はやっている

はずです。

目指すスコアによってはここまでやる必要はありません。
自分の目標に合わせて、場数を踏んでいきましょう。
なんだかんだで場数を踏めば、TOEIC の動きも見えるものです。

 

まとめ

TOEIC のスコアアップを狙う上で、
リスニングセクションを早めに上げておくのは鉄則です。

多くの人が Part 3, 4 にフォーカスをしていますが、
Part 2 にも目を向けてみてはどうでしょうか、というご提案でした。
場数を踏みながら、効果の出る勉強法を実践していきましょう。

第220回 #TOEIC Listening & Reading 公開テスト感想+難化する Part 2 対策

 

 

TOEIC の受験をしばらく控えることにしてから、2回目の公開テストを迎えます。
それが5月の第220回 TOEIC 公開テストです。

正直に申し上げますと、公開テストがあったことすら忘れていました。苦笑
自分が受験しないと、こうも他人事になってしまうものかと驚いています。

 

 

さて、受験はしないものの、どういった問題が出たかは気になります。
TOEIC 講師陣を中心にブログの記事を確認してみましょう。
フォームが同じか確認する術がないため、同じ問題かはわかりませんが。

 

—–
・神崎正哉先生
温泉旅行が終わった後にアップされるでしょうか。笑

TEX 加藤先生

花田徹也先生

OJiM さん

相澤俊幸先生
—–

 

おまけで、信頼のおける出版社であるアスク出版さんのつぶやきも掲載です。

 

前回の TOEIC では、Part 7 に着目をして、記事にしました。

 

第219回 #TOEIC Listening & Reading 公開テスト感想+大量 Part 7 問題への対策

 

今回は Part 2 に注目してみたいと思います。
というのも、多くの方が「」という評価をしているからです。

Part 2 が難しいというのは今に始まったことではありません。
なぜなら、こんな本が出ているくらいですからね。
ずいぶん前から難化傾向にあるわけです。

 

そんな状況の中、連続受験をしている方が「難しい」というのであれば、
それはさぞかし難しいセットだったのだろうと想像がつきます。

 

では、この状況をどう打開すればいいのか?

 

ひとつは、消去法をうまく活用することです。
OJiM 監督が記事の中で言及していますが、消去法をうまく使えば、
正解にたどり着くことは可能なわけですね。
990点を目指すからといって消去法を使わないということはありません。
(ぼくは苦手な Part なので、消去法はバンバンと使います。)

 

ふたつめには、実力をつけていくことです。
ぼくがよくオススメするのは「MY Part 2 問題集」を作ることですね。
自分が瞬時に反応できなかった、あるいは聞き取れなかったものを
プレイリスト化して、どんどんとストックするわけです。
それを何度も聞き直しては、自分の知っている会話パターンを増やすのが狙いです。

 

さらに、「ディクテーション」もオススメすることがありますね。
短文を聞き取っては頭の中に一時的に記憶しておくトレーニングです。

 

 

素材は『公式問題集』だけでは足りないので、特化している次の2冊がオススメでしょう。
「難化対策ドリル」は増補版のほうをお買い求めくださいね。

 

Listening Section の中で、Part 2 は難しくなっているものの、
ここでつまずくと、Part 3, 4 がいつも以上に手強くなってしまいます。
ですから、Part 2 をスムーズに通過するためにも侮らないようにしましょう。

 

ぼくは7月に受験予定なので、難しいセットが来てもいいように、
「MY Part 2 問題集」のプレイリストを整備しようかと思いました。

 

【告知】
9月の TOEIC 公開テストをみんなの目標として、一致団結で受験に向かいます。
この記事でお話した Part 2 の取り組み方なども具体的に扱います。

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【note 更新中!】
TOEIC の新形式にビビらなくなるたったひとつの方法と本当に使える教材たち

ぼくが Part 2 の復習を行う際に気をつけておくこと

レアジョブさんが運営する「English Path」の連載記事のご紹介。
Part 2 の復習を行う際にぼくが常に実施していることをまとめました。
単にリスニング力をアップさせるだけではなく、アウトプットを意識した復習です。

 

 

TOEICを英会話力アップに活かす、Part 2の復習法はこれだ!

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あわせて他の記事もどうぞー。

 

==========
(参考)
vol.1:効果的な英語学習を始めるにあたって準備しておきたいこと

vol.2:TOEICがくれた、楽しみと苦しみの意味

vol.3:TOEICのリスニングスコアを満点にするまでに具体的に行った4つのこと

vol.4:短いけれど侮れない! TOEIC Part 1の復習における3つのツボ
==========

第190回TOEIC公開テストの感想(速報)

本日、第190回TOEIC公開テストを受験された方、お疲れさまでした。
事前に申し上げておけばよかったのですが、会場の温度はいかがでしたか?
会場や席によって異なりますので、体温調整のしやすい格好がお勧めです。
場合によっては、席の変更を申し出たほうがよいでしょう。
(勇気がいりますが、すべてはベストを尽くすためです!)

今回はとりたてて面白い出来事はなかったので、たんたんといきます。

 

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まずは、基本情報から。

 

●フォーム…4KIC14(ピンク/メジャー)
(マニア向け:あれ、4KIC13ってどこに行きました?)
●所感…1:やや/2:/3:やや/4:/5:/6:やや/7:やや

 

所感はあくまでざっくりなので、以下でもう少し細かく書きます。

 

Part 1
全体的に「頻出」と言われる表現が使われましたし、
写真の中心がシンプルに描写される問題が多いという印象でした。
後半の1,2問が少し難しめの描写の仕方だったかもしれませんが、
消去法を有効活用すれば解けたのではないでしょうか。

 

Part 2
「普」としましたが、「やや易」寄りという印象です。
冒頭の疑問詞や英文の中心を聞き取れていれば返答のできる問題が多めです。
森田鉄也先生の『パート 1・2特急』あたりで負荷をかけた学習をしている方にとっては、
「なんだよ、普通すぎる応答じゃないか」という反応だったかもしれません。

 

Part 3, 4
想像しにくいシチュエーションは特になかったという印象です。
「やや易」と書いたのは、Part 4 と比べてですので、「普通」に近い「やや易」。
また、問題文や選択肢の中で、とりたてて長いものはありませんでしたが、
先読みや解答時に速読力が求められているのはいつもと同様です。
もちろん、解答のリズムを崩さないことも大切なポイントですね。

一つ印象に残っているのが、
A:人探してるんだけど、空いてる?
B:この日なら行ける
A:あー、予定合わない
的な流れの問題の中で、人を探している側の次の行動が問われたことです。
やり取りの中では明示されていないのですが、流れからわかる、という問題でした。

 

Part 5
「普」としていますが、非常に微妙なラインでした。
125番あたりまでは、品詞問題を含め、基本が問われる問題ばかりでした。
ですので、前半はいつもよりも速いイメージで解く必要がありました。

 

ただ、後半10-15問はぐっと難易度が上がった印象です。
ここをいかに時間をかけすぎずに通り抜けられるかが鍵だったでしょう。
上級者をふるいにかける問題は、おそらく以下の2つあたりでしょうか。(ぼかしすぎてわからないかw)
・「主語」の後は動詞に見えて。
・名詞 or 動名詞?

 

Part 6
文章は長いと言えるものはなく、問題もひねられていませんでした。
即答できるものが多かったため、「やや易」としています。

 

Part 7
文章量の基準が自分の中でまだ明確ではないのですが、普通より多いですかね。
後半に向かうにつれて、分量が多くなるのはお決まりのパターンです。

 

問題としては、前回の試験後の感想にも書きましたが、
要所要所だけを見て探す解き方だと、かえって時間がかかる問題が多いです。
文章の全体像を意識しながら、流れを追った読み方ができるようにしたいですね。

 

そして、シングルパッセージの最後の2セットとダブルパッセージの最初の2セットに
結構時間を取られた方が多いのではないかと思いますので、
自分の戦略を柔軟に変更できたかというところはポイントだったかもしれません。

 

同義語問題は変わったものはなかった気がします。
選択肢の単語を代入して解くという王道パターンで対応できたはずです。

 

以上、ここまでが試験の情報。
もし何か追加していただけることや気になる点があれば、コメントでどうぞ^^

 

あとは、私個人の話。興味のない方はスルーでどうぞ。
初めての試験会場でしたが、冒頭でも書いたとおり、この時期は体温調節が難しいですね。
会場まで歩いていくと、多少なりとも汗をかいて、余計に会場が寒く感じる、というパターンでした。

 

そして、会場に向かう途中で気づいたのですが、腕時計を忘れたんですね。
最近、とある理由で腕時計をしておらず、いつもスマホで時間を確認していたので、
「あー、やっちまったなー」と思いました。(皆さん、お気をつけください。ぼくだけか、こんな凡ミスw)
とはいえ、時間内に解き終えられる自信はありましたので、途中で諦めました。
(結果、教室に時計があり、よかったんだかなんなんだか。)

 

まず、Listening Section から。
Part 1 は「やや易」と書いたものの、1問迷ったものがありました。
前回、Part 1 で 1 or 2 ミスしたため、プレッシャーにやられかけました。
貯金3(=Listening で満点を取るために間違えられる設問数)のうち1を消費。

 

気を取り直して Part 2 へ。おそらく貯金は消費していないはず。1問だけ怪しいのがあったかな。
Part 3 も大丈夫だったでしょう。「お、ブログネタ(上記参照)が」と雑念が一瞬入りましたが。
Part 4 は1問だけ怪しいものがあった気がします。

 

4月の試験に比べて、TOEIC の Listening 対策は厚めに行ったため、功を奏したのかもしれません。
あと、今日は「集中力」に焦点をあてて、試験を受けていたのですが、結構、集中できていないことに気づきました。

 

例えば、先ほど申し上げた「ブログネタが」とか「Part 2 は全問正解か」とか考えて、集中力が乱れてしまうんですね。
終わってから振り返ればいいものの、試験中に振り返ってしまうようです。
「目の前にある1問1問に集中」とはよく言うものの、自分が実践できていないという…。
精進します。

 

次に、Reading Section です。
Part 5 は「13分」、Part 6 は「5分」と、よいテンポとリズムで解答ができました。
前回の試験でも書きましたが、他の Part に解答のヒントとなる表現がありましたね。
「ビジネスシーンでは頻出」だから仕方のないことなんですかね。苦笑

 

Part 7 は、SPを25-30分程度、DPを25分程度だったでしょうか。
Part 5,6 で作った時間の余裕を Part 7 でたっぷり使いましたね。
所感で申し上げた通り、分量や問題の解答根拠探しで時間のかかる回だったのでしょう。

 

最後に、普段はあまり見直しはしっかりしない(できない)のですが、
珍しくしてみると Part 5 に間違いを発見しました!
修正しようと思ったものの、時間がギリギリで直せず。
目の前に間違いがあるのに直せないという初めての屈辱を受けました…。
もし会場に時計がなかったら、迷わず直していたでしょうね。笑
(ということで、Rは99からのスタートです。)

 

「たられば」はここまでにしておいて、また次の試験に向けて、日々、英語に接していきたいと思います。

 

★講師やブロガーの情報もチェック!
〈メジャーフォーム〉
花田徹也先生

 

〈マイナーフォーム〉
森田鉄也先生
TEX加藤先生

第1回「#Eハングアウト990」(Part 1,2編)が終了しました

遅ればせながら、Co-Hostとして出演させていただいた「Eハングアウト990」が終了しました。

 

60分番組と決まっているので、「TOEICでタイムマネジメントは大切」と言っている以上、
時間配分と制限時間には注意を払いながら、番組運営をさせていただきました。
ということで、60分ピッタリとなっております。お時間のあるときにぜひ。

・Eハングアウト990 VOL.1/TOEIC Part 1 & Part 2特集

 

今回は、Part 1とPart 2に焦点を当てた回です。
朝日新聞出版さんと森田鉄也先生のご協力により、
新TOEIC TEST パート1・2特急 難化対策ドリル』を教材に使わせていただきました。
(この本は Part 1,2 を対策する上で必須の一冊です。質もコスパも持ち運びやすさも。)

パート1,2特急

 

さて、内容としましては、各Partの概要とコツを中心に話しました。
TOEICに詳しい方にとっては物足りないところがあったかもしれません。
ご覧いただいた方は、ぜひそのあたりのご意見を率直にいただけますと幸いです。

 

ということで、詳しくは番組をご覧いただきたいのですが、少しフォローを。
各問題を使って、「今後どのような学習をしていけばよいのか」という点について。

 

Part 1:全選択肢を聞いて、場面をイメージできるようにしよう

写真と正解の選択肢とを照らし合わせて、その確認で終わってしまいがちです。
しかし、それではもったいないです。
間違いの選択肢が別の写真の正解として描写されることがありますから、貪欲に吸収していきましょう。
日本語を介さずに、英語とイメージを直結させるのにうってつけのPartとなっています。
これを積み重ねていくことによって、写真を見て「こんなの来るかも」という予想力が高まっていきますよ。

 

Part 2:自分ごととして聞こう

一人めの発言に対して、返答のバリエーションはさまざまです。
発言を聞いた後、いったん音声を止めてみましょう。
そして、「自分だったらどう返事をするか」考えると実践的な練習になります。

 

番組中で出した Who’s in charge of this task? に対して、何と答えますか?
ある発言に対するバリエーションを増やしていくことが Part 2 の正答数アップにつながりますし、
何より英語を話す際の反射神経をよくしてくれると思っています。

 

ということで、第1回Eハングアウト990のお話でした。
次は【6/16(月)22:00〜】を予定しています。
おそらく Part 3 のみとなるでしょう。

 

「ハングアウト」という名前にもかかわらず、遊びが足りなかったなあと反省。
このあたりは次回に活かしたいと思います。お楽しみに!

TOEIC の Part 2 は「自分」ごととして聞く

時はさかのぼること、数日前…。
第4回花田塾チャリティーセミナーでのこと。

一番最初のセクションである
リアル「ドリーム特急」体験?!  Part 2演習(花田徹也先生)
はとても面白いアクティビティでした。

花田徹也先生

セミナーの内容を紹介する記事でも書きましたが、
TOEIC の Part 2 に出そうな、ある発言に対してどのように答えるか
書き出せる限り書き出すというものでした。

「自分だったらこう答えるな」という意識で臨むことができたため、
単に問題を解くよりも刺激的だったように思っています。

 

そして、この「自分だったら…」という当事者意識は、
Part 2 の聞き方や学習において、とても大事だと改めて感じました。

一人めの発言から、発言者の意図や状況を瞬時に想像して、
その発言に対して適当な発言を選ぶのが Part 2 です。
この問題形式において、何となく聞く姿勢では、取り逃す問題が出てくることでしょう。

ぼくの最近の愛読書である
『新TOEIC TEST 入門特急 とれる600点』
でも言及されています。

 

「主人公は私!」という意識で聞こう、というものです。
誰かに話しかけられた体で聞かなくては、スーッと音が流れていってしまうのですよね。
(同じ感覚に陥った方は、自分がその状況に入り込めていない場合が考えられます。)
それを避けるためにも、この意識が大事なわけです。

 

Part 2 の正答率を上げるために、リスニング力を上げることはもちろん大切ですが、
少しの意識改革が聞く姿勢を変え、実際の聞こえ方を変えてくれるはずです。

 

『TOEICテスト 基本例文700選』でリスニング攻略セミナー Vol.1、終了!

以前より告知していた『TOEICテスト 基本例文700選』(アルク)を使用した、
リスニング力アップを手助けするセミナー第一回が終了しました。
基本例文700選
今回はPart 1,2編と題して、

  • 例文の効果的な覚え方
  • 各Partの効果的な復習方法

を、実際の例文の音声を使用しながら確認していくという内容です。

今回取り上げた本は、ものすごく濃い内容が詰まっているのですが、使い方に悩む方が多いと感じています。
そこを独学で進めていくための、ヒントやキッカケを与えようとしました。
他の本をどんどんと買い求めることなく、早く目標スコアに到達することを祈りながら。

 

「具体的な使い方がわかった」
「porporさんの復習法を実践してみたい」
「学習の中で悩んでいることを話すことができた」

 

こういった声をいただけたのは、ぼくの意図はある程度伝わったと感じています。
お越しいただいた皆様、ありがとうございました!
反省点はいくつかありますが、Vol.2,3と改良を重ねていきます。

 

【告知】
こちらのセミナーは現在も参加者を募集中です。Vol.2からの参加も可能です。

火曜日コース 19:00-21:00
Vol.2(Part 3,4編):2/25
Vol.3(総合/直前対策):3/4

 

難化対策を乗り切るならこの一冊!『新TOEIC TEST パート1・2特急Ⅱ 出る問 難問200』

使用した本のレビューは必ず記事にしているのですが、
レビューは、使ったことのない人に中身がわかるように書かなくてはならないため、
なんだかんだで時間が取られるのですよね…ですので、後回しにしがち。

ただ、後回しにしてばかりでは、情報共有ができないので、
前々から書きたかった本のレビューを立て続けにいきます。

まずはこれ。
■新TOEIC TEST パート1・2特急Ⅱ 出る問 難問200(森田鉄也著/朝日新聞出版)

『新TOEIC TEST パート1・2特急 難化対策ドリル』の続編です。
レビュー記事はこちら→http://www.toeic990er-for-learners.com/blog/?p=1281

構成は前作同様です。
問題200問(Part 1:50問、Part 2:150問)が収録されています。

難化傾向にあるPart 1,2に集中して取り組むことができる本は少ないです。
他には、ぼくが編集協力をした『TOEIC TEST クイックチェック Part 1・2編』くらいでしょうか…。

ただ、携帯性に優れているのは、このシリーズの素晴らしいところでしょう。

そして、前作でも書きましたが、Part 1,2対策に必須である理由は、
特徴紹介ページで取り上げられている次の点です。

★頻出語句をとことん詰め込みました
★過去に出た難語を散りばめました

語彙は知らなくてはどうしようもありません
そして、その語彙と音が結びついていないと、宝の持ち腐れとなってしまいます。

先生は無理矢理、今まで出た単語を入れこんだとおっしゃっていますので、
正解不正解にかかわらず、本書の中に出てくるものはすべて覚えておいて損はないです。
その語彙が本番で活きることは間違いなくあります。

また、他にも特徴はあります。
どれも難化している2つのPartをにらんでのことです。

★受け身の進行形を多用
★Part 1で主語がバラバラなモノを多く
★こだわり抜いたTOEIC的写真
★Part 2は間接的な返答を多数収録
★Part 2の省略部分・代名詞の指すもの・行間を解説

Part 1,2で難易度が上がる要因ですね。
これらを徹底的につぶすならば、この一冊に取り組むことをオススメします。
『公式問題集』などではどうしても簡単めの問題が多いためです。
本番の難易度に合った問題に触れたい方はぜひ。

なお、前作と構成はほぼ同じであるため、どちらから初めても構いません。
2冊をきっちりやりこめば、ほとんどの問題に対応可能になると思います。
一回それぞれの問題に触れるだけでは、どうしても身につきにくいため、
何周かこなして、語彙や出題パターンに慣れていくことが大切です。

この一冊で「語彙力」と「正解データベース」を構築していきましょう。
それがPart 1,2の攻略の第一歩です。

★英語学習者の英語学習者による英語学習者のための名言
http://matome.naver.jp/odai/2135575047706124701

★twitter まとめ「TOEIC Part 7 でミスが起こるのはなぜか?」
http://togetter.com/li/321683

★twitter まとめ「英文の暗唱って結局どうやってやるの?」
http://togetter.com/li/370989

★twitter まとめ「英語の音読には2種類ある?」
http://togetter.com/li/511655

★twitterまとめ「「チャンク」で攻略する、英語力を底上げする方法」
http://togetter.com/li/566056

★twitterまとめ「「ぼくらの英語サミット Vol.2 〜グローバルってなんだ?」が残したもの」
http://togetter.com/li/567174

極上の難問ばかり!『新TOEIC TEST パート1・2特急難化対策ドリル』

パート1,2特急

AKBの総選挙番組がやっている時にOJiM監督から「今年は誰推しですか?」と聞かれたのですが、
あまりにもマイナーで恥ずかしくて答えられなかったporporです。

さて、今更感満載ですが、あの本のレビュー記事です。

新TOEIC TEST パート1・2特急難化対策ドリル

(森田鉄也著/朝日新聞出版)

問題200問(Part 1:50問、Part 2:150問)が収録されている一冊。

難しくなってきたPart 1,2に集中して取り組める上に、持ち運びしやすいコンパクトですから、重宝します。
いろいろな本と比べて、突出してこの本が素晴らしいのは、特長ページで取り上げられている次の点です。

 

★頻出語句と難しい語句を多数収録

Part 1の特長ですが、使われている語句を知らないと致命的です。文自体は単純なのに間違ってしまうのは、語句によるところもやはり大きいですよね。

知っていそうで知らない語句。
ものすごく身近なのに実は知らない語句。

TOEICを50回以上受験したmorite2先生ならではの語句選定が光りますね!

何度も取り組んで、自分で写真を描写できるほど落とし込んでいきたいと思います。

私はListening Partの中でもPart 1,2が苦手ですので、ものすごく負荷のかかる一冊でした。

最後に一周目の出来を残しておきます。

Part 1:44 / 50

Part 2:138 / 150