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史上初!皿回し実演付の「TOEIC Part 5 対策イベント with OJiM監督」が終了しました

待ちに待ったイベントをようやく開催できました。

 

——
(メインタイトル)

TOEICの天狼院オリジナル復習方法をみんなで作ろう!

お二人のTOEICパーフェクトスコアラーを先生としてお招きし、

さらに皆さんの経験も合わせて天狼院オリジナルの復習方法を開発します!

(サブタイトル)

2人のTOEICパーフェクトスコアラーが贈る「Part 5 対策&復習」作戦会議

——

 

ということで、OJiM監督と共に Part 5 についてひたすら議論しました。

 

参加者の皆様には、ご自分の現状の復習方法を思い出していただきながら、

 

  • 効果の出ない対策&復習
  • 2人それぞれの具体的な復習方法

 

を中心にお話させていただきました。
さまざまなスコアの方々やプロの講師の方々がいらっしゃって、ぼくらも含めて30名近く。
質問や意見が飛び交った、熱い時間になったと思います。

 

ぼくら2人のやり方は正反対に見えるのですが、「復習を大切に」という結論は同じですので、
あとは、皆さんご自身の状況や性格に応じて、やり方を選択してみてください。

 

イベント後には監督と反省会を行ったのですが、まだまだ改善の余地があると感じました。
ただ、ご自分の学習内容を見直す機会をご提供できたと思います。
今回のイベントをきっかけに、スコアアップにつながることを強く祈っております。

 

お越しいただいた皆様、公開テスト翌日だったにもかかわらず来てくださった皆様、本当にありがとうございました!
ブログのコメントなどで忌憚なきご意見をお聞かせいただけますと幸いです!

 

 

(おまけ)イベント中の写真
監督は顔出しNGとのことですので、見事な皿回しで見事に顔の隠れた写真で雰囲気を感じ取ってください。

20140728_天狼院_OJiM監督

5年前の自分に『新TOEIC TEST 文法特急』上で出会った

第191回TOEIC公開テストでわからなかった語彙が『文法特急』に掲載されている件
という記事を先日書きました。結構反響があります。
ぼく同様、「見落としていた」というものが多いですが。苦笑

 

 

文法特急

↑いつからこの表紙になったのだろう? わかる人にはわかるネタ

 

 

さて、一通り『文法特急』は問題と解説とともに隅々まで目を通したわけですが、
発売当時(2009年)に解いた際の「出来」と「解答時間」が明記されていました。

 

これを間違えるとは未熟だ
視野が狭いから何度も間違っているんだ
解答時間が急激に減っているけれど、正解を暗記してるんじゃないか

 

などなど、荒いところがいろいろと見えてきます。
その当時は自分の復習について客観視できていなかったからでしょう。
と言っても、今でも復習が甘いことは冒頭にご紹介した記事で明らかになっているわけですが…。

 

皆さんも本棚に眠っている、しばらく触れていない問題集をやり直してみると、
今の自分と比較できるので、成長の度合いを測るのにオススメです。

 

そして、現在取り組んでいる問題集には、
後で振り返って「過去の自分」のことがわかるように、
何かしらの記録を残しておくとよいでしょう。

 

韓国の模試に手を出したものの、以前解いた問題集に取り組むのが楽しくて仕方ありません。
第192回の公開テストまで期間が迫っていますので、それまでに複数冊取り組んでみます!


第191回TOEIC公開テストでわからなかった語彙が『文法特急』に掲載されている件

学生や社会人の方々に指導する機会が増えてきて、
問題集の「解説」部分を今まで以上に入念に読むようになりました。

 

今は名著中の名著である『文法特急』を読んでいます。

 

文法特急

 

これを読まずにTOEICのPart 5,6対策するのは非効率的なほどの一冊。
解説が流れるように書かれていて、スッと頭に入ってきます。

 

 

と、今回はこの本の解説の素晴らしさを語りたいというわけではなく、
問題も解説もくまなく見ていたら、ふととある単語が目に入ったんですね。

 

それが

 

viable
です。

 

これは第191回のTOEIC公開テストで語彙問題の選択肢に含まれており、
ぼくの記憶に強烈に残った単語です。

 

その単語が、TOEIC対策をがっつり始めるキッカケになった、
しかも、何度も取り組んだ一冊に収録されているとは…。
なんとも言えず驚いてしまいました。というか、ショックです。
恥ずかしくて何度も取り組んだとは言えません。

 

ここを見逃す、あるいは、定着していないだけで5点を落とす可能性があるわけですから、
細かなところも適宜振り返って、定着させていきたいですね。
昔に使っていた教材を引っ張り出して、見直してみようと思います。


『TOEIC 千本ノック!7』を初めて解いたときに感じた「読解速度」の上昇のワケ

【告知】
1.7/30(水)22時〜 #Eハングアウト990 座談会へのお誘い
月一回の番組にゲストをお迎えしたいと思っています。ご興味のある方は奮ってご参加を。

 

2.《定員20名》7/28(月)19:30〜@天狼院書店:Part 5 の対策と復習について作戦会議 with 某監督
すでに3名からお問い合わせがあります。(ご連絡いただいた方は優先的に席をご用意します。)
近日中に応募を開始いたしますので、今しばらくお待ちください。

 

3.《定員10名》8/31(日)10:00〜@新宿某所:「『千本ノック!7』を解剖してみない会?」
すでに4名からお問い合わせがあります。(ご連絡いただいた方は優先的に席をご用意します。)
こちらは明日の記事にて応募を開始いたしますが、意外にすぐに埋まるかもしれません…。

 

===

 

以前、『千本ノック!7』のレビューを書いたときのことです。

千本ノック7

なお、「6」の成績と比べてみて、とあることに気づきました。
それは後日記事にしたいと思います。たいしたことじゃないんですが。

 

ということを書きました。今日はそのお話。
早速、成績を比較してみましょう。比較するまでまったく気づかなかったことです。
ちなみに、解答する状況(全文ベタ読み/音楽を聞きながら)はほぼ同じ。

 

——-
〈7の所要時間と成績〉
第1章:5分30秒 23/26(7,8,22)
第2章:6分30秒 24/26(6,14)
第3章:6分00秒 25/26(13)
第4章:6分30秒 25/26(11)
第5章:7分30秒 26/27(23)
第6章:5分30秒 12/12

 

〈6の所要時間と成績〉
第1章:7分20秒 21/22
第2章:6分40秒 20/22
第3章:6分40秒 20/22
第4章:8分00秒 22/22
第5章:8分40秒 21/22
第6章:4分40秒 12/12
——-

 

出来はさほど変わりませんね。ちょこちょこミスがあります。
ぼくが気づいた変化とは「所要時間」です。
問題数が増えているにもかかわらず、その分、時間が増えているわけではありません。
両方とも全文ベタ読みをしているため、これだけ時間に差があるのは不思議です。

 

もちろん正確な比較はできないのですが、おそらく「解答時間」はあまり変わらないでしょう。
解き方を変えたわけではありませんから。

 

すると、変化があったのは「読解速度」でしょう。

 

では、「読解速度」が上昇したのはなぜか?
ぼくなりの分析結果です。

 

  • TOEIC に頻出の語句との距離感が縮まった
  • 日々まとまった英文に触れることによって処理がスムーズになった

 

おそらくこの2点に集約されると思います。
いたって単純ですが、それぞれ一年かけて蓄積された結果です。
ここで、それぞれを詳しく見てみましょう。

 

TOEIC に頻出の語句との距離感が縮まった
昨年の後半は TOEIC 学習をさほど力を入れていませんでしたが、
なんだかんだで書籍に取り組むことはありましたし、
今年に入ってからは仕事も少しずつ TOEIC 絡みが増えました。
そうすると、頻出の語句には必然と触れる回数が増えますので、
単に意味がわかるだけではなく、それを思い出す速度や正確さが高まっているはずです。
これらをひっくるめて「距離感が縮まった」と表現しました。

 

日々まとまった英文に触れることによって処理がスムーズになった
上記と重なる部分があるのですが、語句の処理に加えて、
瞬時に英文の型(構造)を見抜いたり、予測したりできるようになったことで、
「処理がスムーズに」なったのだと考えています。
当然、何もせずに力が上がっていったわけではありません。
英語のネット記事など他の素材に触れていることによって、
処理の回路がより強固に構築されていったのだと思います。

 

なんだかんだで英文に触れることは続けているため、
その習慣が着実に身を結んでいるのだと信じています。
毎年発刊されるであろう『千本ノック』を基準にして、
自分の成長度を測っていくのはよさそうですね。


Part 5,6の最新傾向を知りたいなら!『1日1分レッスン!新TOEIC TEST 千本ノック!7』

前回の記事で書きましたが、待望の一冊が出ました。
ひとまず1周を終えてみての感想を簡単に。

 

 

1日1分レッスン! 新TOEIC TEST 千本ノック!7

(中村澄子著/祥伝社黄金文庫)

千本ノック7

Part 5 形式の問題が26問×4セット+27問×1セット=131問
Part 6 形式の問題が3問×4セット=12問

 

『千本ノック』好きな方ならばおわかりかと思いますが「7」は問題量が増加しました。
理由は「はじめに」に書かれている以下の内容でしょう。

 

『千本ノック』というサブタイトルを付け始めてからの7冊に掲載された総計は、本書でちょうど1000問になります。

 

そして、肝心の中身ですが、問題構成は今までの『千本ノック!』と同様、「問題→(次ページ)解説」というスタイルです。
また、『千本ノック』の特長である、

 

問われるポイント(観点、語彙)が本番さながらである
→本番でデジャヴ感を味わえる
→Part 5,6 のスコアアップにつながる
文全体が本番より難しめで、いい負荷がかかる
→読み応えがあり、Part 7対策になる

 

は健在です。

 

「6」の記事を書いたときに「今までに比べて簡単になった気がする」と書きましたが、
今回はそのようには感じませんでした。
なんと言いますか、本番で感じる「スッと解けない」イライラ感を味わえます。←褒め言葉

 

問題数は多いですし、最近の問題傾向を反映した問題ばかりですので、
スコアアップの強力な味方になってくれることは間違いありません。
公開テストを頻繁に受験されている方であれば、
「あ、見たことがある」と感じられる問題ばかりです。
直近の公開テストを受験される方は目を通しておきたい一冊です。

最後に、ぼくが解いた成績と間違えた(即答できなかった)問題を掲載します。
最初の2章はお昼ご飯を食べながら解いていたのですが、
ぼくのレベルでは余裕をこいて解けるものではありませんでした。苦笑

 

なお、「6」の成績と比べてみて、とあることに気づきました。
それは後日記事にしたいと思います。たいしたことじゃないんですが。

 

〈備忘録:成績〉
・条件:全文ベタ読み
・BGM…AKB48メドレー

 

第1章:5分30秒 23/26(7,8,22)
第2章:6分30秒 24/26(6,14)
第3章:6分00秒 25/26(13)
第4章:6分30秒 25/26(11)
第5章:7分30秒 26/27(23)
第6章:5分30秒 12/12

 

※参考:過去の『千本ノック!』レビュー
Part 5だけでなくPart 7にも効果的!『1日1分レッスン!新TOEIC TEST 千本ノック!6』

速読の練習にも使える!『1日1分レッスン!新TOEIC TEST 千本ノック!5』

やっぱり定番!『新TOEIC TEST 千本ノック!4』

1日1分レッスン!新TOEIC千本ノック!2

あれ、3のレビューがありません…。
取り組んでいることは間違いないのですが、
記事にしていなかったようです。

6/11付の中村澄子 @sumirejuku 先生のメルマガ問題を見て思ったこと

もうすでに入手された方もいらっしゃるかもしれませんが、12日には待望の一冊が出ますね。
『1日1分レッスン! 新TOEIC TEST 千本ノック!7』(中村澄子著)が発売されます。
何か不測の事態が起こらない限り、明日に入手し、明日中に記事をアップ予定です。

 

さて、そんな中村澄子先生が毎週メルマガを発行されていることはご存知でしょうか?
(「そんなの知ってるよ、なめてんのか」とお叱りを受けそうですが、改めて。)

 

時間のないあなたに!即効TOEIC250点UP

 

メルマガは総じて読み流してしまう傾向にあるため、ほとんど購読していないのですが、
届き次第すぐに見るメルマガの一つが中村先生のメルマガです。
内容としては、毎回(良質な!)TOEIC の Part 5 の問題+解説がメインです。

 

今日(6/11)に届いたメルマガを見て、問題を解いて…といつも通り読んでいたのですが、
とても興味深い問題だと思うことがありました。
その問題を直接コピーするのはマナー違反ですから、ポイントを抽出してご説明しますね。

 

問題は品詞問題。次のような英文があったとします。

 

the sharp ——- in exports will …
(A) increase  (B) increasing  (C) increased  (D) increasingly

 

この問題は、形容詞 sharp が修飾する名詞 (A) increase を選べば正解ですね。
ただ、次のような問題だったらどうですか?

 

the sharp ——- in exports have …
(A) increase  (B) increasing  (C) increases  (D) increasingly

 

もしこれでも「(A) しかない!」と即答してしまった方は要注意です。
increase は複数形を取りますので、(C) も正解の候補となるわけです。

 

ですから、動詞との対応を見ないと答えが出ないわけですね。
即答をするときに「その可能性しかないのか」という観点は非常に大切です。
時間を少しでも短縮したい気持ちもわかりますが、
スピードと正確さの兼ね合いを自分の中で決めた上で、
他の選択肢の可能性を探る時間も作りたいところです。

基礎英語の建設工事中

ぼくの家の近くに新しい家が建っています。is being built な感じです。

レゴ_家

毎日、建設現場の前を通るので、観察をしながら過ごしているのですが、
「あー、これは英語に通じることがある」という気づきがありました。

 

最初はものすごく時間がかかるみたいですね。
(詳しい人に聞いたらそうでもないのかもしれませんが。笑)
土台を作るところを入念にやっていて、「いつになったら建つんだ」なんて思っていたら、
とある日を境に、ババッと建っていっているのです。

 

もうここまで来れば、後の展開は読めるでしょう。

 

英語力を伸ばしていくときに、「基礎」が大切だと言われますが、

  • 楽ではない
  • 入念にやる
  • 時間がかかる

といったことを意識する必要があります。

 

ここら辺は何度も言われた話ではありますが、再確認しておく必要があります。

 

そして、家が建っていく光景を見ながら、
「ベースがしっかりしていないと崩れやすい」
ものができあがってしまうということです。

 

一見、しっかりとしたものができていそうなのですが、
それはあくまで表面的なものにしか過ぎないという状態は危険です。
中途半端に形ができているだけに、ベースの作り直しに時間がかかるでしょう。

 

ぼくの友人の中に、TOEICで満点を取り続けている方は多くいます。
その中の一人に満点を目指すにあたって、伸び悩んだ時期があった人がいました。
壁に打ち当たって、その人は改めて「読解」に焦点を当てて、丁寧に読むことを心がけたそうです。
すると、少しずつ精度もスピードも上がり、結果、満点にたどり着くことができました。
その方ご自身も「あそこで基礎を見直したのがよかった」とおっしゃっています。

 

もし伸び悩んでいたり、力が不安定に感じたりしたら、
どこかで基礎を見直す必要があるのではないでしょうか。

 

文法?
単語?
熟語?
発音?

 

自分の弱いところを分析して、基礎をガチガチに固めてほしいと思います。

 

ちなみに、ぼくはTOEICではありませんが、「話す」という点において、単語を見直しています。
この話はまた別の機会に。

DUO

『新TOEIC TEST 文法 特急』を改めて読んで受けた衝撃(英語の本質)

TOEIC受験生には必携の一冊と化している、
花田徹也先生の『新TOEIC TEST 文法 特急』

文法特急

 

「Part 5の正答率を上げたい」「文法が苦手」という方には漏れなく勧めています。
TOEIC対策の指導をする機会が増えたため、パラパラと目を通していました。
問題を解くというより、どのような切り口で解説をしているのかを見ていたのです。

 

すると、次の一節が目に留まりました。
少し長いのですが、引用をさせていただきます。

 

「また5文型の話かぁ」と思われたかもしれませんが、そんな役に立たない話はしません。私自身5文型などといったものを念頭に英語を使ったりしていませんから。

私が皆さんに注目していただきたいのは、「英語の骨」です。英文は主語(Subject)と動詞(Verb)から構成されています。「何がどうした」が最も重要なわけですから、その他の部分はちょっと置いておいて、先ずは英語の骨であるSとVを認識するところからスタートしましょう!

 

 

まず、「文型が役に立たない」という切り口のインパクトは半端ないですね。
ぼくは大学受験で嫌というほど叩き込まれてきて、そのおかげで今の英語力があるため、
「こんなことが書いてあったんだ」と衝撃を受けています。
※今までは自分に都合の悪い話だからスルーしていたのかもしれません。
※文型が役に立つかどうかは説明の仕方次第だと思っているため、その話はまた別の機会に。

 

次に、最初は「英語の骨」という英文の大事なところに目を向けよう、という話。
特に英語や文法が苦手な方は枝葉末節にとらわれてしまって、ここに目が向かない、
というか、骨を見つけることができないことが多いように思います。
ですから、SVを見抜くことから始めることが大切ということですね。

 

さらに言えば、骨が見抜けないと致命的になってしまうというメッセージなのではないでしょうか。
Part 5を始め、文が複雑になってしまったときに、そこをあやふやにしてはダメだということです。
ぼくはTOEICの英文であれば、文の形がわからないということはありませんが、
TIMEなどレベルが上がっていくと、「あれ?」となることがあります。
そういうときには、「まずはSVを」という意識で読んでいることを、この一節を読んで思い出しました。

 

 

細かなところまですべてを理解したい気持ちは素晴らしいのですが、まずは骨から。
『文法特急』はその意識を醸成してくれますから、もしお持ちでない方はぜひ。

 

お世辞抜きですごいです、この本。

 


TOEICのPart 5の問題を復習する際に気をつけておきたい4つのこと

TOEICの問題集の中で一番数が多いのは、Part 5の問題集なのではないでしょうか。
皆さんの本棚はいかがですか?

文法特急

文法特急2

千本ノック!6

 

  • 1問がすぐに終わる
  • すぐに正解不正解が出る
  • 解説を読んで理解できたときが気持ちいい

 

おそらくこの辺りの理由があって、問題集を求める方が多いため、
自ずとそこを出版社がビジネスチャンスだと狙って出すことで増えていきます。

 

Part 5の問題集に取り組むことに何の問題もありません。
ただ、復習をする際に気をつけてほしいことがあります。

 

1.解説は問題(英文)の中で実感する

読んで理解して終わりでは弱いです。
同じ、あるいは類似の問題を解答できるようになることが大事ですから、
問題ベースで復習をする必要があります。
同じ流れで問題解答ができるかどうかを確認しましょう。

 

2.解説を読む時間を減らす=英文を読む時間を増やす

主に2周め以降の話と言えます。
解説を読んでいる時間に英語力は上がりません。

解説を読むと説明が美しいから何度も読みたくなる気持ちもわかりますが、
その気持ちはぐっとおさえてくださいね。

間違った問題は改めて確認する必要はありますが、
正解した問題はささっと読む、あるいは読まなくてよいでしょう。
その代わり、問題となっている英文に触れる時間を増やしましょう
どんどん解説が不要になっていく流れを作りたいものです。

 

3.正解に一喜一憂しない

正解不正解はあくまで確認ですから、その後、その英文から何を得るかが勝負です。
文法や語句が中心でしょうか。
もちろん、2度目以降に取り組むときも同様です。
正解率が上がっていて当然ですから、正解不正解ばかりに執着していてはもったいないです。

 

4.正解に至るプロセスを明らかにする

自分の記憶力で答えたのか、論理的に答えを導き出せたのか、どちらかです。
前者は以前に解いた記憶が残っていて正解できたパターン。
後者は問題内のてがかりや選択肢をもとに段階的に正解できたパターン。
ここをあやふやにしてしまうと、復習の効果が半減してしまうでしょう。

 

 

他にもあるのですが、大事なところはこの4つです。
もしどこか引っかかる部分があれば、復習の仕方に手を入れてみてください。
復習の「型」を作ることはとても大切なことですから。

参考書や問題集の使い方の正解とは?

天狼院書店にある英語部の取り組みである「英語ラボ」というものに参加してまいりました。
自分は学習者側ではなく、教える側として、です。

天狼院書店内
英語部公認のテキストとなっている『Forest』と『DUO 3.0』の使い方を中心にお話しました。
「自分ならばどういうところに気をつけて使用するか」というお話です。
ただ、今回の2冊だけではなく、他の参考書や問題集を使用するときに心がけたいことをお伝えしたつもりです。
本の使い方については自分の中でのある種の軸があるのですが、それはあくまで一つの使い方です。
参考書や問題集の使い方に答えはありませんので、
ぼくはあくまでヒントを提示しただけにすぎません。
人の使い方を聞いて、自分流にカスタマイズしていくことが必要です。
カスタマイズしていくためには、自分で自分のやり方が合うのかどうか観察していなくてはいけません。
「これは自分に合っている/合っていないのか」
自分が変化しているのですから、やり方が合わせて変化することは考えられますよね。
定期的に自分のやり方を見つめてバージョンアップさせていきましょう。