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今の自分では実現できない夢を持っていますか?

 

 

サッカー日本代表の本田圭佑選手が Twitter を始めたときは大きな話題になりました。

つぶやくたびにチェックするようにしていますが、毎回、言葉が重く、響いてきます。

 

今朝のつぶやきが TOEIC や英語学習に直結したので、ブログに掲載しておきます。
そのつぶやきとはこちら。

 

 

努力をするには、大きな夢を持つこと。
特に、注意すべきは単に大きいだけではなく、
今の自分では実現できない」ことです。

 

ぼくは自分に質問を投げかけてみました。

 

「TOEIC や英語学習において夢はあるか?」

 

正直、ぼんやりとしています。

 

TOEIC では990点満点が取得できたらいい。

もっと聞けるように、読めるように。

もっと話せるように、書けるように。

 

正直、これらの夢が「今の自分では実現できない」ことかと言われると、そうではない気がしています。
やるべきことを淡々と努力し続けることができれば、この夢は手にできると思っています。
なのに、実際に行動に移せていないのは、夢として認識していないからでしょう。

 

本田選手のつぶやきを読んで、もっと遠くに、
そして、もっとクリアに、夢を抱いていいのではと思いました。

 

今の自分では実現できないこと。
具体的に2つの夢を抱くことにしてみました。

 

*TOEIC で連続10回満点を取得する

年10回の TOEIC ですから、これらすべてを満点で飾ることです。
今の自分には到底できませんから、相応の努力が必要です。

 

TOEIC の問題演習量を増やしたり、
日々のリスニングとリーディングの精度を上げていく必要があるでしょう。
最近は、『ミニ模試トリプル10』を解くようにしていますから、

 

この調子で TOEIC に触れる量を増やしていきたいものです。

 

*実践ビジネス英語の内容を一発で理解する

ここ最近、毎日聞いている NHK ラジオ「実践ビジネス英語」ですが、
初見の文章を流されたときに、理解度にかなりバラツキがあります。
ですから、日々のオーバーラッピングでリスニング力や語彙力を向上させていきたいです。

 

 

ということで、身近な目標はなんとなくある方が多いでしょうから、
これを機会に、「今の自分では実現できない」夢を書き出してみてはいかがでしょうか?

TOEIC のスコアアップを阻む「思い込み」

 

 

本日は久しぶりに「一人で」模試を2時間使って解きました。
おそらく数年ぶりの出来事と言っても過言ではないでしょう。
その結果を書こうと思ったのですが、その中での気づきをシェアしたく。

 


模試で間違えたところをざっと復習してみたところ、この気づきに至りました。
すでにわかっていたことではあるものの、経験をすると、確信に変わっていきます。

 

単語1語から TOEIC との駆け引きは始まります。

 

その駆け引きに勝つためには、本文に忠実になること。
読まれていることや書かれていることに逆らわないこと。

 

この傾向は Part 7 に顕著に表れると思います。
Part 7 では正解の根拠がはっきりと書かれています。
実際、模試の復習などすると、「ここに書かれているじゃん」と自分を責めたくなるのが Part 7。

 

にもかかわらず、いくつも間違えてしまうのは、
勝手な妄想ストーリーを作り上げては、自分から間違いを作り出していくから。

 

単語を読み違えたり、文の流れを取り違えたり、
読んだ内容を記憶に残せていなかったり、
理由はいろいろとあると思います。

 

そういった難所を乗り越えるだけの英語力を持ってこそ、
正解にたどり着くことができるようになります。

 

間違いの原因分析に「思い込み」をぜひ取り入れてみてください。
きっとこの項目に該当する問題はあるはずです。

上田式シャドーイングの指導により、TED の音声に楽々ついていけるようになった件

 

きっかけは次のつぶやきを見たところでした。

 

 

ぼくはつぶやきを見た瞬間に即座に手をあげました。
(と言っても、つぶやきを見たのが遅かったのでギリギリでしたが。)
こういう募集は直感ですぐに反応しないと機会を逃しますね。

 

講師の上田さんとぼくのタイミングがすぐに合ったので、早速指導を受けることができました。
今回はそのレポートとなりますので、方法が気になる方はぜひお読みください。
きっとすぐに試したくなると思います。

 

「上田式シャドーイング」と呼んでいますが、「DAC 音読」がその中身と言えばいいでしょうか。
この「DAC」とは Divide And Conquer(分割統治)の頭文字を取ったものです。
ざっくり言うと、素材を「分け」て、「征服」すること。
実際にどのようなトレーニングをしたのかを見てみましょう。

 

お題は次の TED のスピーチの1段落分でした。

 

When I was a kid, I was obsessed with the Guinness Book of World Records, and I really wanted to set a world record myself. But there was just one small problem: I had absolutely no talent. So I decided to set a world record in something that demanded absolutely no skill at all. I decided to set a world record in crawling.

 

 

ぼくにとっては、まったくの初見です。

 

1.最初は(スクリプトをチラ見しながらでもいいから)いきなりシャドーイング

ここでは「痛い目を見る」「自分の出来なさを知る」ことを目的としているようでした。
英語学習は伸びを感じられないと面白くありませんから、スタート地点を知るわけですね。
ぼくはまったくと言っていいほど、ついていくことができませんでした。
そこからがトレーニングのスタートです。

 

2.段落全体を「タイムアタック読み」

とにかくスピードを重視して読み進めます。
ぼくは 21”04 でした。

 

 

ここからが「DAC 音読」の見せどころです。

 

 

3.「分け」たところを5回「タイムアタック読み」

例えば、最初の When I was a kid の部分だけを5回、全速力で読みます。
まるで機械のようにとにかく速く読むことを心がけます。
(「分け」方については聞きませんでしたが、ある程度まとまった範囲と推測します)

 

4.「分け」たところを5回×2セット「メリハリ読み」

ちょっと大げさなくらいにゆっくりと読みます。
この際には、聞き手に伝えるつもりで、声色や表情も変えます。
上田さんは「まるで TED に出ているかのように」とおっしゃっていました。

 

5.「分け」たところを5回「タイムアタック読み」

3.と同様、全速力で読んでいきます。
速く読もうとすると力んでしまいますが、そんなときこそリラックスがポイントでしたね。

この段階を踏むことで、最初からのタイムの伸びを見て、
成長を実感するというのが「DAC 音読」のミソということになります。

 

あとは、1段落の最後まで、「分け」ては DAC 音読をして「征服」していくことの繰り返しです。
最後までやりきったら、締めでもう少し音読を続けます。

 

6.段落全体を数回「メリハリ読み」

TED スピーカーになったつもりで、抑揚をつけながら読みます。
このときにはタイムは気にしなくてOKです。

 

7.段落全体を「タイムアタック読み」

自分の口に馴染ませた表現たちを一気に爆発させるつもりで、ブワッと読んでいきます。
このときのタイムは 15”19 でした。

 

8.段落全体を数回「メリハリ読み」

7.で終わりにしても良さそうなのですが、もっと自分に染み込ませます。

 

9.段落全体を「タイムアタック読み」

13”55 でした。
最初の段落全体を読んだときに比べると、7秒近く縮まっていますし、
スピードだけではなく、流暢性がぐっと増した印象を受けました。

 

この「DAC 音読」はスピードを追求しているわけですが、それには理由があります。
上田さんはリスニングができない理由として、次の3つを挙げられていました。

 

・英語(語句/文法など)がわからない。
・話されるスピードについていけない。
・Let it go のようにリエゾンがわからない。

 

2つ目のポイントがまさに関連しています。上田さんは次のように続けます。

 

「自分が速く話せる(読める)」ようにすれば、速い英語の聞き取りは楽になります。

 

じゃあ、徹底的に速く読むことばかりやればいいじゃないかと思ったのですが、
「メリハリ読み」を取り入れているのは、上田さんの学習経験と指導経験の賜物でした。

 

速く読む練習だけをしているとタイムが行き詰まります。不正確な舌の動きをしていると考えるといいでしょう。フォームが崩れたままでは速さは出ません。だからこそ、何度かゆっくりと正確な動きを覚えてから取り組むと、速さが増すことになるのです。

 

これだけ同じ箇所を練習しているから、速度が出るのは当たり前、と思うかもしれませんが、その通りです。
1〜2回で効果が出るほど甘くはないんですね。

 

徹底的に同じ箇所を読む。

 

これによって、語句の定着率も上がります。
例えば、今回の素材には be obsessed with が出てきますが、
単語帳や洋書で触れるとしたら、触れる回数はたかがしれているほど少ないですね。
ですが、「DAC 音読」であれば、何十回も触れることになり、定着しやすくなるわけです。

 

トレーニングの要点をまとめると、以上のような感じです。
トレーニングは上田さんも一緒にやってくださったのですが、
上田さんの「タイムアタック読み」がすごい速さで圧倒されました。
「むちゃくちゃ速いですね」と伝えると、2つの大事なことを教えてくださいました。

 

自分自身の最初と最後の伸び(成長度合い)が肝心です。他の人と比べることに意味はありません。自分をモノサシにしてください。

 

私は英語学習を始めたときに、同じくらいの段落のものを1か月間、音読をし続けました。見ないで言えるレベルまでやり続けました。その頑張りが今のデリバリーを支えていると思います。英語は筋トレと同じで、やればやるほど伸びていきますよ。才能は関係ありません。

 

英語学習をしていると、どうしても他人のレベルが気になるものですが、
自分をどう高めていくか、自分ととことん向き合うことが大切なのですよね。
と同時に、自分からアウトプットできる英語を支えるのは、
それだけの量と回数なんだなと改めて思い知らされました。

 

ぼくはどこかで「これ以上のレベルに到達する才能がない」と考えていましたが、
そんなことを言う前に「やれ」と励ましのお言葉をいただいたような感覚になっています。

 

どんな素材でも「DAC 音読」は有効だと確信したので、
ここ最近、使用している「実践ビジネス英語」でも取り入れてみます。

 

 

もしこの記事を読んで、トレーニング方法に関する疑問などがあれば、
お気軽にコメントをどうぞ!お答えできる範囲でお答えします。

同じ試験で目標を持つ仲間たち

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ご存知の通り、ぼくは今、英検1級の学習に勤しんでおります。
先日は TOEIC の模試を解くこともしましたが、メインは英検1級です。

そんな TOEIC ブロガーあるまじき行為に出ているぼくですが、
今日、カフェで英検1級の勉強をしばらくしていると、
隣に英検1級の単語帳に取り組む方がいらっしゃったではありませんか。
(その単語帳とは TOEIC 業界でいう『出るボ』的なものです。)

 

 

ぼくは英検1級関連本を、これ見よがしに積み上げていたので、
あちらの方も気づいたことでしょう。

 

「同じ英検1級に合格したい人どうしだ」

 

と。

 

隣にその方がいらっしゃってからは、学習が加速したように思います。
やっぱり同じ試験に向かって学習している人がいると、燃えるんですよね。
「一緒に頑張ろうぜ」という感じで。

 

学習は基本的に孤独です。
だからこそ、こういう出会いには感謝をして、
学習意欲につなげていくことが大切だと思っています。

 

もしカフェで勉強をしようとして、同じ試験の学習をしている方を見つけたら、
思い切ってその方に近づいて勉強をしてみてください。
きっと相乗効果があるはずです。

 

話しかける必要なんてありません。
ただ、近くで勉強するだけでいいんです。

 

仲間を勝手に見つけては、勝手に盛り上がっていきましょう。
自分の力で、味気ない学習を彩りのあるものにしていくことができます。

 

今週も張り切ってまいりましょう。

 

(追記)
ぼくが最近、熱心に読んでいる本はこれの旧版です。
英検1級の攻略本的なものですね。

 

ぼくの大切な友人である Jun さんの本と一緒に読むと効果的かと。
ちょこちょこと学習に迷ったときに参照させていただいています。

現在完了形で用いられる yet と still

 

 

先日、とある英文を見ていて、TOEIC の Part 5 形式の問題が思いついたので、
Twitter の投票形式を使って、出題をしてみたところ、面白い結果になりました。

 

 

The package has ——- not been delivered to my office.

空欄に yet or still を入れる問題です。

 

選択肢の2つは、ともに「まだ」という意味を持っているため、
「荷物は(まだ)オフィスに配達されていない」という文意はどちらも通ります。

 

そこでポイントになるのは、単語の位置ですね。

 

鍵となる語句はわかりますか?

 

 

not です。

 

not は not 以降を否定する言葉なので、否定したい事柄は not の後に来ます。
よくある例文はこれらですね。

 

I don’t really like you.
I really don’t like you.

 

前者は「本当に好き」を否定しているので、「そんなに好きじゃない」という意味に、
後者は「好き」を否定しているので、「本当に好きじゃない」という意味になります。
not の位置が異なるだけで、同じ単語で構成されていても意味が変わってしまうんですね。

 

今回の問題を見てみると、not が否定する内容は been delivered to my office に限定されています。

 

そのため、否定語と噛み合う yet は入りえないんですね。
not 〜 yet というコンビネーションでなくてはならないわけです。
問題の英文は The package has not yet been delivered to my office. でもいいんですね。
とにかく not の後に yet を置きたかったんです。

 

よって、答えは still ですね。
現在完了形と一緒に使われることはあります。
公開テストでは、still have been のように、have の前に空欄があったことがあったような。

 

ということで、珍しく語法に関するお話でした。
実はこの問題、ぼくが初めて目にしたときに、瞬時に答えられなかったために、
強烈に記憶に残っています。

 

ぜひ皆さんもご自身が瞬殺できなかった問題を記録しておくといいですよ。
誤答まとめノートを作られるのもグッドですね!

あなたの語彙を「消極的な語彙」から解放する2つの方法

 

 

ベストセラーである齋藤孝さんの『語彙力こそが教養である』を読んでいます。

 

 

この本は日本語の「語彙」に関する話が展開されているのですが、
同じく言語である英語に言及されることもあります。
次の一節が妙に心に刺さったので引用しておきます。

 

若かりしころに覚えた英単語のように靄がかかったような言葉を、私は「消極的な語彙」と呼んでいます。この消極的な語彙が多い人は第一線ですぐに使える言葉が少ないということ。つまり、「語彙が乏しい人」なのです。

 

これは英会話の場面を想定してあげると、グサッときませんか?
ぼくは大学受験や TOEIC を通じて、語彙力を高めてきました。
ですが、それら全てを「第一線で」使えるかというと NO です。
こういった語彙は消極的ではないものに変えていかなくてはならないわけですが、
齋藤孝さんは「消極的な語彙」になる理由を大きくふたつ挙げています。

 

ひとつめが
「実際に使った回数が少ない」
こと。

 

ふたつめが
「言葉の由来を知らない」
こと。

 

であれば、こうならないように英語と触れていけばいいわけですね。

 

・実際に使う回数を増やす
・言葉の由来を知る

 

このふたつを心がけていけば、消極的な語彙は増えていかないはずです。
特に、前者の使う回数を増やすというのは、「そういう場がない」と言い訳しがちですが、
まずは、ひとりごと英会話で使うことから始めることができます。
そこで、「意識的に使おう」と心がけていれば、使う回数が増えて、
「積極的な語彙」(ぼくの造語です)に変化していくでしょう。

 

ぼくもこの本の引用部分を見て気が引き締まったので、
今日の学習から語彙を消極的なものにしない意識を高め、
行動に移していきたいと思います。

精聴で成長するためのオススメ無料教材

 

 

以前、某所にて次の模試を解きました。

 

 

タイトルに偽りなし!『TOEIC LISTENING AND READING TEST 標準模試1』

 

これは月1回、会議室に集まって解く模試会でのことなのですが、
この会で解く模試は、正直に告白すると、

「ほとんど復習はしません」

ですが、一つだけ必ずやることがあります。

 

それが「精聴」です。
大げさに聞こえますが、やることはいたって単純です。

 

「スクリプトを見ながら、内容を聞く」

 

ただそれだけです。

 

耳にタコができるほど聞いたフレーズでしょうけれど、
聞きっぱなしはリスニング力アップにおいて効果的ではありません

 

ですから、他の問題はまだしも、リスニングだけは聞き直しを心がけています。
もし理解が浅いとか聞き取りにくいとかあれば、何日かに分けて聞くようにしています。

 

実は、この「精聴」は普段の学習でも取り入れています。
素材は

 

ABC ニュースシャワー

 

です。
もう当たり前に使っている方が多い素材でしょう。
5分間で終わる番組なので、学習の手始めにも使いやすい教材です。

 

スクリプトを見ながら聞く。
日本語訳を見ながら聞く。
何も見ずに聞く。
改めてスクリプトを見ながら聞く。

 

ここまでやれば、ずいぶんと聞き取れるようになります。
丁寧に聞く感覚が醸成されていきます

 

TOEIC の結果を見る限り、リスニング力に難あり、ですから、
精聴と多聴のバランスに気をつけながら、
リスニング力を着実に上げていきたいと思います。

 

聞きっぱなしはダメ、ゼッタイ。

 

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TOEIC の人気単語帳『金のフレーズ』の効果が出る使い方(その1:英英辞典を用いる)

 

 

2017年1月に改訂された『TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ』。
以前、旧版で書いた記事が読まれていますので、ご参考までに。

 

TEX加藤先生『TOEIC 出る単特急 金のフレーズ』の効きどころ(使い方研究)

 

 

改訂版は購入したものの、一度しか目を通していないため、
スコアアップに効果的につながりながら、面白い使い方はないかなと考えていたところ、
一つ思いついたのでシェアをしておきます。
その方法とはこれ。

 

単語(多義語)を英英辞典で調べる

 

この本には88個の多義語が掲載されています。
多義語という名の通り、多くの意味があって厄介です。
無理やり覚えこもうとしても厳しいので、
別のアプローチを導入してみようと思ったのがきっかけです。

 

例えば、一つめは accommodate です。

 

FORWARD の石渡誠先生が英英辞典の有用性は
こちらのリンクからもらえる動画で説かれていましたが、
その中でオススメだった辞書 Longman を用いて調べてみましょう。

 

Longman で調べた結果はこちらのリンクからどうぞ。

 

念のため、「金フレ」に掲載のあった意味の定義を抜き出しておきましょう。
本の中で紹介されていた一つめのフレーズ “accommodate a request” の定義はこちらですね。

3 [transitive] to accept someone’s opinions and try to do what they want, especially when their opinions or needs are different from yours

 

“The hotel can accommodate 300 guests” の定義はこちらですね。

1 [transitive] if a room, building etc can accommodate a particular number of people or things, it has enough space for them

こちらの定義も兼ねているかもしれません。

2 [transitive] to provide someone with a place to stay, live, or work

 

人生で初めて accommodate を英英辞典で調べましたが、日本語訳よりも奥深さが感じられます。
英英辞典をお供にしてみると、単語帳との付き合い方が楽しくなってくると感じた瞬間でした。

 

ぼくは片っ端から英英辞典を引くことを決めたため、
面白い定義があったら、また記事でご紹介しますね。
同じ試みを一緒にやりたい方はコメント欄でぜひ。

 

 

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TOEIC 990点取得者が2017年度センター試験を解いてみた

 

 

2017年1月14日(土)から2017年度のセンター試験が始まりました。
この時期になると、自分が受験生だった頃を思い出しますね。
雪が降るほど寒い日に行われるので、気候とともに気が引き締まります。

 

さて、そんなセンター試験に触発されて、ぼくもセンター試験(英語・筆記)を解いてみました。
2011年からこれで6回目でございます。(2016年は諸事情で解けませんでした)

 

(過去記事)
2011年:TOEIC 965点ホルダーが2011年度センター試験を解く…185点(47分)
2012年:TOEIC 965点ホルダーが2012年センター試験を解く…190点(42分)
2013年:TOEIC 990取得者が2013年度センター試験を解いてみた…194点(57分)
2014年:TOEIC 990取得者が2014年度センター試験を解いてみた…194点(48分)
2015年:TOEIC 990取得者が2015年度センター試験を解いてみた…194点(50分)

 

 

毎年、満点まであと一歩というところです。
2017年度分は果たして何点だったのでしょうか?

 

結果…

180点(47分)

でした。

 

恥ずかしすぎて、後悔するのをためらったくらいの点数です。
例年は移動時間に細切れで解くのですが、今回は一気に解いたらこの有様です。
文法問題で1問ミス、長文問題で3問ミスという感じで、満点には程遠かったですね。
ぼくの英語力が落ちているのでは、と不安がよぎります……。

 

 

一方、試験自体の難易度についても見てみます。
(この有様で偉そうなことは言うなというのはナシの方向で……)
昨年度分は見ていないので、なんとも言えませんが、例年並みという感じでしょうか。

ぼくが受験生だった頃よりは、読む量が増えた印象はしますが、
予備校のサイトを見てみると、難易度は「昨年並み」です。
問題数は変わらず、全体の語数もほぼ同じ。

 

 

さて、ここからは TOEIC ブロガー(?)として気になる問題を見てみます。
解いていない方はネタバレになりますのでご注意ください。
今回は「TOEIC らしい」ものは減った印象があります。

 

*****
■第2問 A(Part 5 形式の空欄補充問題)
〈問4〉
比較級の強調表現は、Part 5 でも問われますね。
今回は far が答えになっていました。
much など、他の強調表現もおさえておきたいところです。

〈問5〉
TOEIC でもよく出る動詞の形を問う問題です。
「態」の観点で考えれば、秒殺の問題でしたね。

 

■第2問 B(会話のやり取りの一文を並び替えで作成する問題)
〈問2〉
“cost you [時間・お金]” のように、第4文型を取ることはおさえておきたいですね。
Part 5 に出ることは考えにくいですが、文章を読むときにはスッと通り抜けたいところです。

〈問3〉
”how come S+V” は Part 2 で出題されることがありますね。
how come の後の語順に注意すべきなのは有名な話でしょう。

 

■第3問 A(会話のやり取りの一文を補充する問題)
〈問1〉
TOEIC の Part 3 に出てきてもおかしくない展開でした。
最後の so (that) I can read it before you come はよく出てくる構文ですね。

 

■第3問 B(一段落の中で取り除くべき英文を選ぶ問題)
定番化した種類の問題ですが、これは TOEIC の一文補充に近い観点で解けますね。
話の流れが終えていれば間違うことのない問題です。
Part 7 などの長文でも気をつけるべき接続(副)詞に身をまかせることが大事ですね。

以下の語句は TOEIC でも普通に見かける語句ですね。

because of
compared with
take X into consideration
depending on

 

■第4問 A(長文+グラフを読んで設問に答える問題)
文中には TOEIC にも頻出のものがいくつも見られました。

be encouraged to
take part in
A study was conducted
investigate
bush
numerous 名詞(複数形)
as well as
followed by 〜
in comparison with
except for
regulations
potential(名詞)
beneficial

長文問題は情報を頭の中で整理しておかないといけないため、Part 7 対策にも使えます。
頭の中に情報を保持しておく癖をつけないと、何度も読み返す必要が出てしまいます。

 

■第4問 B(ウェブサイトを読んで設問に答える問題)
こちらは Part 7 仕様の問題になっていましたね。
情報を照合して解答するのはやはり Part 7 対策になります。
IAYP がショートビデオを募集するなんて、PPAP を想起させるじゃないですか……。

 

■第5問(2つの文書を読んで設問に答える問題)
以前はダブルパッセージっぽかったですが、今回は長めのものを読ませてきましたね。
こちらのほうが受験生にとっては、シンプルで解きやすいのではないかと思います。
内容も「入れ替わってる!」内容でしたからね。

 

■第6問(1つの文書を読んで設問に答える問題…段落ごとに設問がある形)
文章の内容は TOEIC っぽくないのですが、語句レベルでは以下をチェックです。

valuable
point out
note that S+V
maintain
immediately
instead of
deal with
once S+V
in order to V(原形)
dispute
those who V

TOEIC では瞬殺で理解できないといけないものが多数あり、
自分の英語の理解度を測るのにうってつけの問題になっています。
*****

 

 

以上がぼくが気になったところでした。
ほぼ毎年センター試験にはチャレンジしているわけですが、
TOEIC 以上に基本的なことを問うている試験ですね。

問題処理能力も TOEIC ほど高いものは求めていないため、
普段、TOEIC に取り組まれている方はいい腕試しになりますよ。

TOEIC の Part 5 の英文を筆写してみた結果

 

 

何度かこのブログでも書いていますが、
12/23(祝・金)に天狼院書店にて 1Day イベントを行います。
『TOEIC テスト 公式問題集 新形式問題対応編』の使い倒し方をお伝えします。

 

【12/23祝金 天狼院の冬季講習】
TOEICスコア伸び悩みの壁を破るためのポイントを1日集中講義でマスターする!
2017年、ベストスコアでスタートを切ろう!
《天狼院「TOEICゼミ」冬季講習/初参加、大歓迎!》

 

今回は、Part 3,4 と Part 5 に絞った形でして、
このイベントの準備をせっせとしているところです。

 

とある試みをしたくて、
今、Part 5 の英文をパソコンに打ち込んでいるのですが、
これがまた面白く、自分の勉強にもなる作業だと気付きました。
と同時に、ブログをご覧の学習者の皆さんにも使えるネタだと思いました。

 

これは、いわゆる「筆写」と言われるものですね。
ぼくがどのように取り組んでいるかというと、次の通りです。

 

  1. 文の構成要素ごとに区切って記憶する
  2. 音読をしながら打ち込む
  3. 繰り返す

 

ただこれだけなのですが、結構負荷がかかります。
自分のリテンション(記憶保持)能力が上がっていきますね。
リテンション能力はさまざまな場面で必要になるため、よいトレーニング方法だと感じました。

 

それと同時に、かたまりで向き合うため、自分の使いたい語句に目がいくようになります。
ですので、擬似アウトプット体験をすることができるようになるんですね。
こちらはライティング力とスピーキング力アップにつながるのではないでしょうか。

 

単に Part 5 の英文を音読するよりも、頭と体に内容が刻み込まれる気がします。
皆さんもぜひお試しあれ。

 

 

今は『公式問題集』のいろいろな噂が出回っていますが、いい英文なのは間違いないと思います。